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公開日:2020-05-25

冷凍に不向きな野菜とは?上手な冷凍保存のコツと冷凍可能なレシピ5選

スタディー

2020年5月25日公開  2025年2月19日更新
 

毎日バランスのいい食事を取るために、野菜を積極的に食べるよう心がけている人は多いですよね。

でも、時期によっては野菜が高かったり、安いときにまとめて買うとダメにしてしまったり…
野菜の保存方法に悩む人もいるのではないでしょうか?

今回は野菜の冷凍保存のコツを紹介します!
 

野菜は冷凍できる?

 
野菜は肉、魚と同じくほとんどのものが冷凍保存が可能です。
しかし、冷凍に向かない野菜や、冷凍時にちょっとしたコツが必要な野菜もあります。
 

冷凍に向いている野菜

 
葉物野菜
ほうれん草や小松菜のような葉物野菜は、生で冷凍することもできますが、サッと下ゆでして冷凍すれば、おひたしやサラダにも使えます。
 

きのこ類
買ったその日に使い切れなかったきのこは、全て冷凍保存でOK!
きのこは下処理なしで冷凍することができ、凍ったまま調理できるので、重宝すること間違いなしです。

また、冷凍することで旨味がアップするともいわれています。
 

大根
煮物やスープに加える大根は冷凍保存が◎!

生のまま調理したときよりも、味がしみやすく、柔らかくなります。
いちょう切りや輪切りなど使い道に合わせて冷凍保存しておきましょう!
 

冷凍に不向きな野菜

 
きゅうりやレタスのように水分が多く、サラダなど生のまま食べることの多い食材は、食感が著しく変化してしまうため冷凍には向きません。

また、じゃがいもも冷凍保存に向かない野菜の一つです。
冷凍することで、中がスカスカになってしまい、おいしくなくなってしまいます。

ただし、トマトやじゃがいもをペースト状にしたり、加熱調理に使うなどすることで、冷凍してもおいしく食べることができる野菜もあります。

冷凍した野菜に合わせて、食べ方を工夫してみましょう!
 

▽トマトやポテトサラダの冷凍方法について▽



 

おいしく野菜を冷凍するコツ


 
野菜をおいしく保存するためには、急速に冷凍することが大切です。

業務用冷凍庫に比べて、温度の高い家庭用冷凍庫でなるべく早く冷凍させるためには、熱伝導率のいいアルミバットなどに並べると素早く冷凍することができます。

また冷凍する際は野菜の水分を拭き取り、なるべく平たく密閉して冷凍することで、解凍後に食感が大きく変化したり、冷凍庫のニオイ移りを防げます。

冷凍庫の開けっ放しによる温度変化も、食品の劣化に繋がるので注意が必要です。
 

【冷凍保存のコツ】
  • 急速冷凍
  • 水気をよく切る
  • 平たく密閉して保存
  • 冷凍庫内の温度を保つ

 

これらに気をつけていても、あまりに長期間の冷凍保存は、食品の劣化に繋がるのでなるべく早く食べ切るようにするのがベストです。
 

▽冷凍焼けを防ぐ方法について▽


 

野菜の冷凍保存の方法

玉ねぎ


 
玉ねぎはあらかじめ使いたい大きさにカットしておきましょう。
みじん切りやスライスして冷凍保存しておくと、飴色玉ねぎを作りたいときにも便利です。

一食分ずつラップに包み、密閉性のある保存袋に入れて1ヶ月ほど保存可能です。
 

▽玉ねぎの保存方法▽


 

キャベツ

キャベツの保存
 
キャベツは洗ったあと、水気をよく切り、使いやすい大きさにカットします。
密閉性のある保存袋に入れて、1ヶ月ほど保存可能です。

使うときは凍ったまま調理可能ですが、解凍後はしんなりしてしまうので、スープや炒め物、コールスローのようなサラダに使うのがおすすめです。
 

▽キャベツの保存方法▽


 

にんじん


 
にんじんは皮を剥いたあと、使いやすい大きさにカットします。
密閉性のある保存袋に入れて、1ヶ月ほど保存可能です。

使うときは凍ったまま調理可能ですが、しんなりしてしまうので生食ではなく加熱調理に使いましょう。
 

▽にんじんの保存方法▽


 

もやし


 
冷蔵保存だと日持ちしないもやしも、実は冷凍保存することができます。
もやしを洗ったあと、水気をよく切り、密閉性のある保存袋に入れて保存しましょう。

冷蔵では1〜2日しか保存できませんが、冷凍だと2週間ほどおいしく食べられます。

冷凍前と比べるとシャキシャキとした食感は少なくなってしまいますが、火の入れ方に注意してサッと加熱すればシャキシャキ感を残しつつおいしく調理できます。
 

▽もやしの保存方法▽


 

きのこ


 
きのこは石づきを切り落とし、小房に分けたら、密閉性のある保存袋に入れて冷凍します。
一種類ずつ冷凍するのはもちろん、複数のきのこを混ぜたものを冷凍しておけば、炒め物もスープも簡単にボリュームアップできます。

冷凍庫で1ヶ月ほど冷凍保存が可能です。

使うときは凍ったまま料理に加えるだけ!必ず加熱してから食べましょう。
 

▽きのこの保存方法▽


 

かぼちゃ


 
かぼちゃは種やワタを綺麗に取り除き、使いやすい大きさにカットします。

そのまま冷凍することもできますが、解凍後の時短のためにレンジ(500W)で2〜3分加熱してから冷凍するのがおすすめです。

また、ペースト状にしてから冷凍してもスープなどに加えやすく、食感の変化も気になりません。

1ヶ月ほど保存することができます。
 

▽かぼちゃの保存方法▽


 

アボカド

アボカドの保存方法3_冷凍
 
アボカドは使いやすい大きさにカットしたあと、全体にレモン汁をまぶします。

ディップソース用にペースト状にしてもOKです。
ラップで一食分ずつ小分けにし、密閉性のある保存袋に入れて冷凍しましょう。

1ヶ月ほど保存可能で、使うときは自然解凍しましょう。
 

▽アボカドの保存方法▽


 

万能ネギ


 
薬味や料理の彩りとして活躍する万能ネギも、冷凍保存しておけばすぐに使うことができて便利です。

洗ってしっかりと水気を切り、小口切りにしたら重ならないように平らに保存袋に入れ、冷凍します。
使うときはそのまま料理に加えればOKです。

1ヶ月ほどを目安に使い切りましょう。
 

▽万能ネギの保存方法▽


 

冷凍可能な一品レシピ

 
下処理のみの野菜を保存しておけば、様々な料理にサッと使うことができますが、調理済みの野菜を冷凍しておくこともできます。

忙しい朝や帰りの遅くなった夜も、解凍するだけで一品用意することができて重宝すること間違いなしです!
 

ミックス野菜スープ


 
下処理をしたミックス野菜で作る野菜スープのレシピです。
軽くレンジで解凍したら、調味料と一緒にミキサーにかけるだけで簡単スープの完成!

寒い日は温かいスープに、暑い日はそのまま冷製スープとしても楽しめます。

一から準備をするとなると時間のかかるレシピですが、あらかじめ野菜を冷凍しておくことで時短になります。


 

さつまいもとりんごの茶巾絞り


 
さつまいもとりんごを使った茶巾絞りは、たくさん作って冷凍しておくことができます。
ティータイムのお菓子としてはもちろん、お弁当のデザートにもぴったり!

ラップでキュッと絞ることで、簡単に形をつけることができるので、お子さんとのお菓子づくりでぜひお試しください。


 

即席ポタージュスープ


 
野菜ペーストにコンソメで味をつけ、製氷皿で冷凍しておけばポタージュキューブの完成!

マグカップにポタージュキューブとミルクを入れて、レンジで温めれば即席ポータジュスープが楽しめます。


 

バナナアイス


 
冷凍バナナを使って作る即席アイスクリームのレシピです。
フードプロセッサーで材料を混ぜるだけで簡単に作ることができます。


 
また、冷凍バナナはそのままでもひんやりおいしいデザートになります。
そのままでは硬くて食べづらいので、ラップや保存袋に入れて軽くつぶしてから冷凍しましょう。
 

▽冷凍バナナの作り方はこちら▽


 

チヂミ


 
大人用はもちろん離乳食としても大活躍するチヂミも、たくさん作って冷凍可能!

簡単一品おつまみに、赤ちゃんのつかみ食べに、味付け次第で幅広いシーンで使える常備必須な副菜です。


 

もっと手軽に野菜を食べよう

 
冷凍には不向きな野菜もありますが、ほとんどの野菜は下処理を行うことでおいしく長く食べることができます。

野菜は高いし、日持ちしないからと悩まずに、冷凍保存を活用してもっと手軽に野菜を楽しみましょう!
 

▽そのほか冷凍保存に関する記事▽








 

▽冷凍保存できるレシピ▽






 
 
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この記事を書いた人

nomina編集部

「もったいない野菜でおいしく健康に」をテーマに、ドリンクレシピや野菜の知識などをお届けします。

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