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公開日:2020-02-05

便利に長持ち!玉ねぎを賢く保存する方法&ポイントをご紹介!

スタディー

1年を通して購入することができ、どんな料理にも組み合わせることができる便利な食材「玉ねぎ」。

ピリッとした辛味があり、切ると涙が出るという特徴があります。
これは、玉ねぎには硫化アリルという栄養素が豊富に含まれているためです。
硫化アリルはビタミンB1の吸収率を高める作用があるため、疲労回復に役立ちます。

さらに、玉ねぎにはケルセチンというポリフェノールも豊富に含まれています。

こうした栄養素のおかげで、玉ねぎは血液をサラサラにしたり免疫機能を向上させたりするほか、抗酸化作用や抗ガン作用、動脈硬化予防や血栓予防、生活習慣病予防など様々な健康効果が期待できます。

そんな玉ねぎは季節を問わずリーズナブルに購入することができ、比較的日持ちもします。
栄養豊富でどんな料理とも相性が良いため、日々の食卓には欠かせない食材です。

しかし、しばらく保存しておくと先端が腐ってしまったり、芽が伸びてきてしまったりした経験はありませんか?

玉ねぎのおいしさと栄養を長持ちさせるためには、保存方法にコツがあります。
常温・冷蔵・冷凍の場合に分けて、そのポイントをみていきましょう。
 

玉ねぎの常温保存

玉ねぎは常温でも日持ちしやすいですが、実は湿気に弱い食材でもあります。
玉ねぎを常温保存するときは、湿気から守ることがポイントとなります。
 

保存方法

玉ねぎを常温保存する場合は、直射日光が当たらない風通しの良い涼しい場所を選びましょう。
カゴやダンボール箱に新聞紙を敷き、その中に玉ねぎをいれておきます。
このとき、できれば玉ねぎ1個1個を新聞紙で包んでおくと、よりしっかりと湿気から守ることができます。

玉ねぎが大量にあってすべてを1個ずつ包むのが難しい場合は、カゴやダンボール箱に入れた玉ねぎの一層ごとに新聞紙を挟んだり、上に新聞紙をかぶせたりしておきましょう。

また、ネットに入っている玉ねぎの場合は、そのまま保存してOKです。
玉ねぎをネットに入れたまま新聞紙を敷いたカゴやダンボール箱にいれる、もしくはそのまま吊るして保存するのがおすすめです。

ただし、夏場など気温・湿度の高い時期は、常温でも傷みやすくなります。
その場合は、常温ではなく冷蔵や冷凍での保存をおすすめします。
 

保存期間

玉ねぎを常温保存した場合は、約1~2ヶ月が保存期間の目安になります。

とはいえ、玉ねぎの状態や保存環境によっては傷んでしまう場合もあります。
こまめに玉ねぎの状態を確認して、傷んだ玉ねぎがあればすぐに取り除くようにしてください。
 

玉ねぎの冷蔵保存

風通しの良い涼しい常温の保存場所がない場合は、冷蔵庫で保存しましょう。
低温障害を防ぐために、冷蔵庫の野菜室にいれておくのがおすすめです。
それでは、玉ねぎを冷蔵保存するときのコツをみていきましょう。
 

保存方法

基本的には、常温で保存するときとポイントは同じです。
玉ねぎを湿気から守るために、新聞紙に包みましょう。

新聞紙に包んだ玉ねぎは、ポリ袋などにいれて軽く口を閉じて冷蔵庫の野菜室に入れておきます。
 

カットした玉ねぎの場合は?

玉ねぎをまるごと1個使いきれずに、カットしたものを保存しておくこともありますよね。
カットした玉ねぎは切り口からどんどん乾燥が進み、おいしさが損なわれてしまいます。

そのため、切り口が完全に覆われるようにぴったりとラップを巻き、ポリ袋などにいれて口を閉じて冷蔵庫に保存しましょう。
 

新玉ねぎの場合は冷蔵保存が基本

春先に出回る新玉ねぎは、一般的な玉ねぎとは違って乾燥させていないため水分を多く含みます。
そのため新玉ねぎは傷みが早く、冷蔵保存をするのが基本となります。

新玉ねぎを保存するときも新聞紙などに包み、ポリ袋などに入れて冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。
 

保存期間

玉ねぎをまるごと保存した場合は、約1~2ヶ月が保存期間の目安になります。
カットした玉ねぎは傷みが早くなるため、3~4日を目安になるべく早く使い切ると良いでしょう。

新玉ねぎの場合も、3~7日を目安に早めに食べるようにしましょう。
 

玉ねぎの冷凍保存

玉ねぎの冷凍保存は玉ねぎをおいしく長持ちさせられるだけでなく、加熱時間の短縮にもなります。
玉ねぎを冷凍すると玉ねぎの細胞壁が壊れ、加熱したときに火の通りが早くなるのです。

そのため、通常だと時間のかかる飴色玉ねぎを作りたいときにも便利です。
それ以外の料理に使うときにも調理時間の短縮につながり、便利に玉ねぎを使うことができます。
 

保存方法

玉ねぎを冷凍保存するときは、あらかじめ使いやすい大きさ・形にカットしておくのが便利です。
玉ねぎの皮をむき、くし切りやスライス、みじん切りなど、ご家庭でつくる料理に合わせてカットしてください。
飴色玉ねぎを作りたいときには、スライスかみじん切りがおすすめです。

カットした玉ねぎは小分けにしてラップに包み、ジッパー付きの保存袋などにいれて密閉して保存します。
鮮度を保つためのポイントは、なるべく袋の中の空気を抜いて口を閉じることです。
袋の中の空気を抜くことで、玉ねぎが空気に触れて酸化するのを防ぐことができます。

また、あらかじめ玉ねぎを加熱してから冷凍保存することもできます。
その場合は、加熱した玉ねぎをラップに包んで粗熱を取り、ジッパー付きの保存袋などにいれて空気を抜いてから冷凍しましょう。
 

保存期間

玉ねぎを冷凍保存した場合は、約1ヶ月が保存期間の目安となります。

冷凍しておくことで、いつでも使いたい分量だけ取り出すことができます。
冷凍した玉ねぎを料理に使うときには、凍ったまま料理にいれて加熱すればOKです。

ただし、冷凍すると生の玉ねぎのシャキシャキとした食感は損なわれるため、サラダなど食感を生かした料理には向きません。
煮込み料理や炒めものなど、加熱料理に利用することをおすすめします。
 

玉ねぎを賢く保存して便利においしく長持ちさせましょう!

いつでも購入できて栄養豊富な玉ねぎは、どんな料理にも使いやすい便利な食材です。
保存方法のコツさえ覚えておけば、おいしさをキープしながら便利に長持ちさせることができます。
先ほどご紹介した保存するときのポイントをおさえて、玉ねぎを便利においしく長持ちさせましょう!


参考:
NHK出版 からだのための食材大全 監修:池上文雄他
JAきたみらい 玉ねぎの保存方法

 
 

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