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公開日:2023-03-14

【保存版!】大根の基本の切り方11種類と皮のむき方・使い方

スタディー

 
煮物、炒め物、サラダ、お漬物…使い勝手が良くコスパのいい大根は、食卓に欠かせない野菜ではないでしょうか。

様々な料理に使えるので、切り方もたくさんの種類があります。

そこで今回は、大根の基本的な切り方11種類と、皮のむき方とその使い道までを詳しく紹介します!
 

大根の皮のむき方

 
大根の皮のむき方は2種類あります。

調理方法によって、むき方を変えましょう。
 

包丁でむく


 
包丁でむく場合は、皮を厚めにむきます。

この方法は、炒め物や煮物などの、大根に火を通す料理のときにおすすめのむき方です。

皮を厚めにむく理由は、大根の筋が皮付近にあるから。

火が通りにくく、筋の部分まで火を通すと、中が柔らかくなり過ぎてしまいます。
また筋っぽくなってしまい、食感がわるくなってしまうのを避けるためでもあります。

ただし、大根の皮は食べることができ、しかも食物繊維がたくさん含まれています。
厚く切った皮は、捨てずにほかの料理に使いましょう!

ここでは、皮を使ったレシピも紹介しています。

むき方

  1. 大根を必要な長さに切る。
    ※ 皮が剥きやすい長さに切りましょう。
    ※ 3〜5cmほどの長さ(厚さ)だと色々な料理に使いやすく、皮もむきやすいです。
     
  2. 皮に対して、包丁を斜めに入れて、皮からだいたい3〜5mmほど内側を切る。
     

 

ピーラーを使う


 
ピーラーを使って、皮をむくこともできます。

この方法は、サラダなどの生で食べるときにおすすめのむき方です。

むき方

  1. 必要な分の大根の長さに切る。
     
  2. ピーラーで皮をむく。
     

 

輪切り


 
1番基本的な切り方です。
大根を切る厚さを変えることで、料理の種類が変わってきます。
 

切り方1:厚い輪切り(2cm以上)

  1. 大根を必要な厚さの2〜3倍の厚さに切り、皮をむく。
    ※ 必要な厚さに切ってから、1つ1つ皮をむいてもOK。やりやすい方法でおこなってください。
     
  2. 好みの厚さに切る。
     

 

厚めの輪切りは主に煮物に使われますが、その際に大根の下処理として、面取りと隠し包丁を入れることが多くあります。

面取りと隠し包丁のやり方

  1. 輪切りにした大根の角に包丁を入れる。
     
  2. ぐるっと一周削るようにして取る。(両面)
     
  3. 輪切りにした面の部分に、十字に隠し包丁を入れる。
    このとき、大根の厚さの大体1/3〜1/2までの深さで、切り込みを入れる。
     

 

面取りとは、角を削って丸くすることです。
荷崩れをおこさないようにするためや、見栄えがよくなります。

隠し包丁は、厚く切った食材に切り込みを入れることです。
火の通りをよくしたり、中まで味を染み込みやすくするためにおこないます。

面取りと隠し包丁は、料理をおいしくするための一手間になります。
 

切り方2:薄い輪切り(1cm以下)

  1. 薄い輪切りの場合は、必要な分量の長さに切り、皮をむく。
     
  2. 必要な厚さに包丁で切ったり、スライサーを使う。
     

 

輪切りのおすすめレシピ

 
厚めの輪切りにした大根は、おでんふろふき大根など、煮物や鍋に。

薄い輪切りにした大根は、千枚漬けなどの漬物、スライスした大根で具材を巻いたり、サラダなどにおすすめです。

▽おすすめレシピ▽

厚切り:


 
薄切り:


 

半月切り


 
半月切りは、輪切りと同様、厚く切る方法と薄く切る方法があります。

切り方1:厚い半月切り

  1. 厚い半月切りの場合は、大根を好みの厚さに必要な分量を、輪切りにする。
     
  2. 輪切りにした大根の皮をむく。
     
  3. ②の大根を半分に切る。
     

 

切り方2:薄い半月切り

  1. 薄い半月切りの場合は、大根を必要な分量の長さに切り、皮をむく。
     
  2. 縦半分に切る。
     
  3. 必要な厚さに包丁で切ったり、スライサーを使う。
     

 

半月切りのおすすめレシピ

 
半月切りの用途は、輪切りと同じで、厚めに切ったものは煮物などに、薄く切ったものは、漬物やサラダなどに使えます。

輪切りよりも火の通りが早いため、時短で仕上げたいときにもおすすめの切り方です。

▽おすすめレシピ▽


 

いちょう切り


 
使い勝手のいいいちょう切りは、料理によって厚さを変えましょう。
 

切り方

  1. 大根を必要な分量の長さに切り、皮をむく。
     
  2. 縦半分に切り、さらに縦半分に切る。
     
  3. ②の大根を横むきに置き、必要な厚さ(2〜5mm)に切る。
     

 

いちょう切りのおすすめレシピ

 
いちょう切りは食べやすいサイズで、炒め物、煮物、スープ、サラダ、漬物、どの料理にも使いやすい切り方です。

▽おすすめレシピ▽




 

薄切り


 
大根の薄切りは、繊維に沿って切る方法が多いですが、薄く切った輪切りでも、薄切りになります。

繊維に沿った薄切りは、歯ごたえがでやすくなり、また短冊切りや千切りなどをする際にもでてくる切り方です。

輪切りの薄切りの場合は、繊維を断つ切り方になり、火が通りやすく柔らかい仕上がりになるといわれています。
 

切り方(繊維に沿った薄切り)

  1. 大根を必要な長さに切り、皮をむく。
    ※ ここの長さによって、薄切りの大根の高さ(縦の長さ)が変わります。
     
  2. 縦(切った断面を下)に好みの厚さに切っていく。
     

 

薄切りのおすすめレシピ

 
歯ごたえのでやすい繊維に沿った薄切りは、炒め物や鍋、漬物などにおすすめです。

▽おすすめレシピ▽


 

短冊切り


 
短冊切りは食べやすい大きさで、ほかの食材と形を揃えやすい切り方です。
見た目にこだわりたいときにも◎
 

切り方

  1. 大根を必要な長さ(5cmほど)に切り、皮をむく。
    ※ ここの長さによって、短冊切りの大根の高さ(縦の長さ)が変わります。
     
  2. 縦1cmの厚さに切る。
     
  3. ②の半分の量をとり、切った断面を下にして縦方向におく。
     
  4. 好みの厚さ(大体2〜3mm)に切る。
     
  5. 残りの分も同じようにして切る。
     

 

短冊切りのおすすめレシピ

 
いちょう切りのように使いやすい短冊切りは、炒め物やスープ、サラダ、漬物などにおすすめです。

▽おすすめレシピ▽


 

細切り/千切り


 
切る太さを変えるだけで、細切りや千切りになります。

レシピによって、切る幅を変えて使いましょう。
 

切り方

  1. 大根を必要な長さに切り、皮をむく。
    ※ ここの長さによって、細切り・千切りの大根の高さ(縦の長さ)が変わります。
     
  2. 縦3mmほどの厚さに切る。
    ※ ここまでは薄切りと同じ切り方。
     
  3. ②の半分の量をとり、切った断面を下にして縦方向におく。
     
  4. 細切りの場合は、幅2〜3mmに切る。
     
  5. 千切りの場合は、幅1〜2mmに切る。
     
  6. 残りの半分も同じようにして切る。
     

    △細切り/千切り

 

細切り・千切りのおすすめレシピ

 
細く切った大根は、主に生で食べるときにおすすめ。

スープ、サラダや漬物、大根のつまなどに使いやすいです。そのほか、お味噌汁に入れても◎

▽おすすめレシピ▽



 

拍子切り


 
細切りよりも太い四角柱の形に切る拍子切りは、形が整っており、見た目にもこだわりたいときに使える切り方です。
 

切り方

  1. 大根を必要な長さ(5cmほど)に切り、皮をむく。
    ※ ここの長さによって、拍子切りの大根の高さ(縦の長さ)が変わります。
     
  2. 縦1cmの厚さに切る。
    ※ ここまでは短冊切りと同じ切り方。
     
  3. ②の半分の量をとり、切った断面を下にして縦方向におく。(または、そのまま90°回転させてもOK)
     
  4. さらに1cmの厚さに切る。
     

 

拍子切りのおすすめレシピ

 
炒め物やスープ、スティックサラダ、ピクルスなどの漬物におすすめです。

▽おすすめレシピ▽


 

角切り/さいの目切り


 
大根で立方体(キューブ型)を作ります。
大きいキューブは角切り、小さいキューブはさいの目切りと呼ばれます。

見た目がかわいく、食べやすい形です。
 

切り方:角切り

  1. 大根を必要な分量の長さに切り、皮をむく。
     
  2. 縦約2cmの厚さに切る。
     
  3. ②の半分の量をとって、切った断面を下にして縦方向におき、2cmの厚さに切って拍子切りにする。
     
  4. ③を90°回転し、さらに2cm幅に切る。
     

 

切り方:さいの目切り

  1. 大根を必要な分量の長さに切り、皮をむく。
     
  2. 縦1cmの厚さに切る。
     
  3. ②の半分の量をとって、切った断面を下にして縦方向におき、1cmの厚さに切って拍子切りにする。
     
  4. ③を90°回転させ、さらに1cm幅に切る。
     

 

角切り・さいの目切りのおすすめレシピ

 
炒め物や煮物、スープ、漬物などにおすすめです。

ほかの食材もさいの目切りにして形を揃えると、見た目も食感もよくなりますよ。

▽おすすめレシピ▽



 

乱切り


 
乱切りは、味が染み込みやすくなる切り方。

炒め物や煮物で使うとき、皮をピーラーむいても繊維が気になりにくいので、忙しいときや調理時間を短くしたいときにもってこいの切り方です。
 

切り方

  1. 大根を必要な分量の長さ(1/3ほどの長さ)に切り、皮をむく。
     
  2. 縦半分に切り、さらにその半分に切る。(4等分にする)
     
  3. ②で切った1本を横にして置き、包丁を斜め45°にして適当な大きさに切る。
     
  4. 大根を90°回してから、さらに斜め45°に切る。
     
  5. ④を最後まで繰り返す。
     

 

乱切りのおすすめレシピ

 
炒め物、煮物や、歯ごたえを出したいときのレシピにおすすめです。

▽おすすめレシピ▽

こちらのレシピではいちょう切りにしていますが、乱切りにしても◎


 

大根の皮を使ったレシピ


 
食物繊維がたくさん詰まった大根の皮は、歯ごたえがあってとってもおいしく食べられるので、捨ててしまうのはもったいない!

簡単にできる大根の葉を使ったレシピを紹介します。
 

ポン酢に漬けるだけお漬物

作り方 

  1. 大根の皮を好みの幅に切るり、容器に入れる。
     
  2. 大根の皮が半分漬かるくらい、ポン酢を入れる。
     
  3. 10分以上置いたら完成。
     

 
1時間ほど漬けるのがおすすめ。

ある程度日持ちはしますが、ポン酢につけておくことで、味がどんどんと濃くなってしまうので注意。
 

ごま油で炒めるだけおかず


 
作り方

  1. 大根の皮を5mm幅に切る。
     
  2. フライパンにごま油を適量熱し、①の皮を入れる。
     
  3. しばらく炒めたら火を止め、醤油を適量たらす。
     
  4. 醤油を馴染ませたら、お皿に盛り付け、お好みで炒りごまをふって完成。
     

 
炒める時間によって、歯ごたえが変わります。

短めに炒めるとシャキシャキ感が残り、焼き色がつくくらいまで炒めると、ホクホクとした食感になります。
 

そのほかのレシピ

 
ポン酢漬けや、油炒めのほかにも、きんぴらや、サラダなどのレシピにもおすすめです。

▽おすすめレシピ▽


 

料理で切り方を使い分けよう

大根の切り方は様々あります。

皮のむき方、切る形や大きさなどは、どの料理に使うかによって、見た目だけでなく味にも関わってきます。

切り方を使い分けて、さらなる料理上手を目指しちゃいましょう!

 

nominaでは、大根の保存方法や栄養などについても紹介しています。

▽大根の保存方法についてはこちら▽


 
▽大根の栄養や種類についてはこちら▽


 
 
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この記事を書いた人

nomina編集部

「もったいない野菜でおいしく健康に」をテーマに、ドリンクレシピや野菜の知識などをお届けします。

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