公開日:2024-02-28
ひな祭りで飲むのは白酒?甘酒?違いや甘酒のアレンジレシピ
スタディー
3月3日はひな人形を飾って健やかな成長を願う女の子の行事、ひな祭りが行われますね。
桃の節句ともいい、古くは上巳の節句といわれていました。
ひな祭りといえば菱餅にちらし寿司、蛤のお吸い物など行事に即した食べ物を食べますが、ひな祭りの飲み物「白酒」について知っていますか?
「甘酒とそっくりだし、なにが違うの?」という人も多いのではないでしょうか。
今回は、童謡「うれしいひなまつり」に出てくる、右大臣が飲んでいた白酒がひな祭りで飲まれるようになった由来、甘酒との違いや甘酒のアレンジレシピについて紹介します。
目次
白酒と甘酒の違い
見た目が白く濁った甘いお酒、白酒。見た目だけなら甘酒とそっくりですよね。
ひな祭りに飲む甘酒を白酒と呼ぶんじゃないの?と、同じ飲み物だと思っている人も多いようですが、実は、白酒と甘酒は別物なのです。
白酒
白酒(しろざけ)とは、蒸したもち米にみりん(または焼酎と米麹)を加え、数週間後に臼で引きおろして作られるお酒のことをいいます。
アルコールは10%前後あり、甘みが強いのが特徴で、酒税法上のリキュールに該当します。
アルコール分も高く、家庭で作ることは法律上禁止されているれっきとしたお酒です。
甘酒
甘酒(あまざけ)は、お粥に米麹または酒粕を混ぜ、一晩かけて発酵させて作られます。
一晩の醸造でできることから、「一夜酒(ひとよざけ)」とも呼ばれます。
米麹で作られた甘酒はノンアルコールのため酒には該当せず、酒税法に触れないため一般家庭で作っても大丈夫なお酒になります。
ただし、米麹ではなく酒粕で作られた甘酒はアルコールが含まれるので小さな子どもなどが飲む場合は、飲みすぎないように注意しましょう。
現在では入手が難しいことと、アルコールが入っているため子どもが飲めないということから、白酒ではなく甘酒をお供えするのが主流となっています。
もしかすると、子どものころに白酒を飲んだことがある、という記憶は甘酒だったかもしれませんね。
▽ヨーグルトメーカーで作る甘酒の作り方▽
ひな祭りで白酒を飲む由来
ひな祭りの歴史は、平安時代以前からとされています。
古代中国から、季節の変わり目に長寿と健康を願って厄払いをしていたことが伝わりました。
日本でも、3月の初めに人の形をしたものに厄を託して川に流すという風習が生まれました。
また、桃が「長生きができる果物」という中国の言い伝えから、日本でも桃の花の入った桃花酒を飲むようになったといわれています。
これがのちに白酒に変化したのが、ひな祭りで白酒を飲む由来です。
*参考元:一般社団法人日本人形協会 桃の節句とひな人形
甘酒をもっとおいしく飲むアレンジレシピ
飲む美容液とも言われる甘酒。
年に一度のひな祭りだけでなく、日頃から取り入れてみませんか?
子どもや甘酒が苦手な人でも、おいしく飲めるレシピを紹介します。
風邪予防に!金柑スムージー
生の金柑と美容にいいとされる酒粕を使ったスムージーです。
美容効果のほかにも、金柑のビタミンCの力で風邪予防も!
甘いはちみつと金柑のコンビネーションがマッチした一品です。
なめこの甘酒味噌汁のレシピ
食べ過ぎ防止にもなる、なめこの甘酒味噌汁。
ダイエット中でも罪悪感なく飲むことができますよ。
林檎と生姜と甘酒のホットスムージー
季節の変わり目や気象病などで自律神経が乱れていると感じたら、りんごと生姜を甘酒に入れて、ホットスムージーにするのがおすすめ。
ほっと一息したいときや、朝の温活、風邪予防にも効果が期待できますよ◎
あったか甘酒スムージー
寒い冬はやっぱり温かい甘酒が飲みたい!という方におすすめなのがこちら。
あったかスムージーで体をポカポカにして代謝アップをしましょう!
甘酒とみかんとりんごを使ったスムージーなのでビタミンCがたっぷり。
代謝アップのほかにも美肌効果、疲労回復、便秘予防など、若さを保つ色々な効果が期待できます。
つぶつぶいちごのラッシー【ミキサーなし】
ミキサーがなくても作れるラッシーのレシピ。
牛乳の代わりに甘酒を使った、さっぱりとした味わいです。
つぶつぶとしたいちごの食感もおいしいラッシーですよ。
特別なひな祭りと甘酒レシピを楽しもう!
ひと手間加えたひな祭りだと、いつもよりもちょっぴり特別な日になりそうですよね。
おいしく健康に、長寿を祈って家族みんなでひな祭りを楽しみましょう!
▽ひな祭りに関連するレシピ▽
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