公開日:2019-09-07
ストレス軽減に効果的な野菜って?気持ちをリラックスさせる栄養とは
スタディー

仕事に家事に習い事に人付き合いなどなど、人間というのは生活していく中でどこかにストレスを感じてしまうものです。
そんなストレスの発散方法は人それぞれですが、より効果的にストレスを軽減させてくれる食材について、ご存知ですか?
ストレス軽減に効果的な栄養素を摂取することで、気持ちをリラックスできます。
メカニズムを理解すればイライラとした気持ちもコントロールできるものです。
日々貯め込んでしまいがちなストレスを、食事で身体の内側から対策していきましょう!
ストレス軽減効果のある栄養素
ストレスと栄養素が関係している理由として、脳から分泌されるホルモンに理由があります。
人間の持つ感情とホルモンは深い関係があり、イライラしている時にはイライラさせるホルモンが分泌されています。
それとは反対に、楽しい・嬉しいなどといったプラスの感情を感じさせるホルモンも分泌されています。
また、ストレスを感じたことによる対抗としてのホルモンも分泌されます。
つまりプラスの感情の時あるいはストレスへの対抗時に分泌されるホルモンこそが、ストレス軽減につながるといえます。
ビタミンC・ビタミンE
ビタミンCは、ストレス対策のなかでも重要な栄養素のひとつです。
人間はストレスを感じると、それに対抗するために、さまざまなホルモンを分泌します。
そのホルモンは副腎で生成されており、それらを作る際に大量のビタミンCを必要とします。
ビタミンEは抗酸化作用や免疫力の回復効果があると言われており、ストレスで体内の免疫力が低下したり、肌が荒れたりした時にこそ摂ってほしい栄養素です。
トリプトファン
トリプトファンは、必須アミノ酸のひとつであり、感情を穏やかにさせ、ストレスを減らしてくれる神経伝達物質「セロトニン」の材料です。
セロトニンは、緊張をほぐし、体のリズムを整えて快眠しやすい状態にする「メラトニン」を生成します。
ストレスを減らすだけでなく、しっかりと睡眠をとって心と体の調子をととのえることで心に余裕が生まれ、ストレスが出来にくくなることににつながります。
ビタミンB群
現代日本人は、食生活の変化から「ビタミンB群」の摂取が不足していると言われています。
脳はストレスに対処するときに体内に蓄積されたエネルギーを使いますが、その際にビタミンB群によるサポートが必要となってきます。
ビタミンB群が足りないと、脳がエネルギーを上手く使うことが出来ず、集中力が続かないなどといった状態になってしまいます。
ストレスに負けない!栄養素を含んでいる野菜
大豆
「畑の肉」とも呼ばれる大豆は、トリプトファンやビタミンB群などを多く含んだ食べ物です。
大豆製品の中でも、納豆や味噌などの発酵食品には、含まれている菌類によって腸内環境を整える効果が期待できるでしょう。
腸は感情を穏やかにしてくれるセロトニンや、幸せを感じると分泌されるドーパミンも作る器官であるため、ストレス緩和の為にも腸を気遣ってあげましょう。
緑黄色野菜
緑黄色野菜の中でも、パプリカはビタミンCを、アボカドやかぼちゃはビタミンEを多く含んだ野菜です。
ビタミンCは水に溶けやすいビタミンであるため、サラダなど生で食べるか、溶け出したビタミンCも一緒に摂れるスープなどにすれば、効率よく摂取することができます。
反対にビタミンEは、脂肪分や油に溶けやすい脂溶性ビタミンです。
油でいためたり、揚げたりするなど、油と組み合わせることで体内に吸収されやすくなるといわれています。
ジャガイモ・さつまいも
ジャガイモやさつまいもには、ビタミンCが豊富に含まれています。
でんぷんによりビタミンCを包み込んでいるため、緑黄色野菜と違い加熱してもビタミンCが壊れにくいのが特徴的です。
ナッツ
ナッツにはビタミンB群が豊富に含まれている他、ビタミンEも含まれているのでお仕事中の「ちょっと小腹がすいたな」という時にピッタリの食べ物です。
また、ナッツには脂肪燃焼効果もあるため、ダイエットの強い味方でもあります。
他にも、たんぱく質も多分に含まれています。
ノルアドレナリンやグルタミン酸といった、集中力を高めるための神経伝達物質の材料のほとんどが、たんぱく質からなります。
ストレスで集中力が分散しがちな時にも有効な食材です。
食事から始めるストレスフリー
ストレスを感じるたびに暴飲暴食をしてしまう人もいるかと思います。
むやみやたらに食べ物を食べるのではなく、理論に基づいてストレスを解消していけたら効率的に効果が期待できますよ。
事前対策としても効果的なのでぜひ試してみてください。
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