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公開日:2019-05-18

余ったらやってみて!日常生活に生かせるローリエの使い方8選

スタディー

 
ローリエといえば、カレーやポトフなどの煮込み料理に一緒に入れて、食材の臭みを消したり、香りをつけたりするのに使うことはありますよね。

ですが、それ以外の用途はあまり知られていないので、結局使い切れずに余らせてしまい、おうちで眠り続けていませんか?

実はローリエは、煮込み以外の料理に使えるだけでなく、美容や生活空間に取り入れることができる万能ハーブなのです。

今回はそんな余りがちなローリエを使った、料理&アレンジ方法を紹介します。
 

ローリエとは?


 
ローリエにはいくつかの呼称があり、ローリエはフランス語、ローレルは英語、そして日本語では月桂樹と呼ばれています。

料理のレシピによっては「ローリエ」あるいは「ローレル」と書かれているものがあるようですが、いずれも同じものです。

スーパーなどで販売されているローリエですが、実はベランダや庭で手軽に育てられるハーブで、1年中収穫ができます。

フレッシュなローリエでは苦みが強く出てしまいますが、乾燥させると苦みが抑えられ、より香りや効能が高くなります。

なので収穫後は乾燥させてから瓶やチャック付き袋で保存しておくと、サッと使えて便利です。
 

ホール状と粉末状のローリエの違い

 
スパイスとして販売されているローリエには、ホール状(乾燥させた一枚葉)粉末状の2種類あります。

ホール状のローリエには、肉・魚・野菜の煮込みや、ピクルス、マリネに使うのがおすすめです。
使うときは葉っぱを半分に折るか葉に切り込みを入れることで、より一層香りが立ちます。

一方、粉末状のローリエには内臓系や臭みのある肉・魚に向いていて、ムニエルやレバーペーストで使われます。
また、サラダにアクセントとしてオイルベースの自家製ドレッシングにするのもおすすめです。

ただし、粉末状のローリエはとても香りが強いので、分量には注意が必要です。
 

ローリエの効能

 
ローリエの効能は、消化を促し胃腸の負担を減らすため、食欲不振の改善に役立ちます。
胃腸の調子を整えるだけでなく、肝臓や腎臓の働きを活発にしてくれます。

また、痛みや炎症を抑える働きがあるといわれ、リウマチや関節痛、神経痛、生理痛などの症状緩和にも効果があります。

そのほかにも、ローリエの葉には防虫や空気清浄の効果があります。
 
*参考元:ハーブのちから ローレルの効能・効果
 

食用として
消化促進、食欲不振の改善、胃腸の調子を整える、肝臓や腎臓の働きを活発にする、体を温める

ボディケアとして
リウマチ・関節痛・神経痛・生理痛などの症状緩和、痛みや炎症を抑える、疲労回復

その他
防虫、空気清浄

 

万能ハーブ ローリエの使い方

 
ローリエを使った料理やアレンジレシピを8つ紹介します。
 

スープ


 
カレーに限らず、ポトフやミネストローネなどの洋食のスープにローリエが相性がとても良いです。

ローリエで肉や魚の臭みを取りつつ、さわやかな風味をプラスさせられるのでおいしいスープができあがります。

ただし、長く煮込みすぎると苦みが強くなってしまうので注意してください。

▽レシピにローリエを加えて、さらにおいしく!



 

ピクルス


 
おうちにある野菜を漬けるだけなので、とても手軽に作れます。

お酢の酸味にローリエのさわやかな香りが楽しめます。

材料

野菜
お好みで
にんにく
1片
ローリエ
2枚
鷹の爪
2本
穀物酢
200ml
砂糖
75g
黒胡椒
適量
200ml

作り方

  1. 野菜はスティック状または食べやすい大きさにカットし、耐熱ようの保存容器に入れておく。
  2. 鷹の爪の種を取り、にんにくはスライスする。
  3. 野菜以外の全ての材料を鍋に入れ火にかける。
  4. 液が煮立ち、砂糖が溶けたら火を止める。
  5. 粗熱が取れたら、①の野菜を入れた保存容器に移す。
    ※ ここでは、人参、大根、きゅうりを使用しました。
  6. 一晩置いたら完成。

 

ムニエル


 
粉末状のローリエには、内臓系や臭みのある肉や魚のソテーやムニエルがおすすめです。

食材の下味と一緒にローリエをまぶすことで、肉や魚の臭みを取りつつ、すっきり清々しい香りと深みのある味わいに仕上げてくれます。
 

ドレッシング


 
オリーブオイルにお酢・塩・白コショウ・粉末状のローリエをベースに、お好みの調味料やにんにくなどを加えて完成です。

多く作る場合はガラス容器に密閉保存して、できるだけ早く使い切るようにしましょう。
 

ローリエ茶


 
意外にもハーブティとして、ローリエを使うことができます。

血行促進の効能があるので、風邪のひきはじめに飲むと良いといわれています。

ただし、ローリエは過熱すると苦みがでてきてしまうので、長く浸けすぎないように注意しましょう。
 

米びつの虫よけ


 
乾燥したローリエの葉を米びつに入れることで、防虫対策にもなります。

防虫効果のある鷹の爪と合わせて米びつの保管すると、さらに効果が期待できます。

いずれも食用なので、天然の防虫剤として使えるのが安心安全ですね。
 

ローリエ風呂


 
数枚のローリエを細かく刻み、お茶パックに入れたら湯船に入れるだけです。

刻むことで香りが強くなるので、さわやかな香りでリラックスできます。

また血行促進により、疲労回復や鎮痛効果も期待できます。
 

消臭用リース


 
リースの材料に、乾燥したローリエの葉も加えてリースを作れば、見た目だけでなく実用性のある飾りになります。

あるいはローリエは自家栽培が簡単なので、剪定した枝や葉を切ってそのままリースにすれば、月桂冠のできあがりです。

ローリエは乾燥させたほうが消臭効果や香りが強くなるので、洗面所やトイレのドアに飾るのもおすすめですよ。

*参考元:NHKテキストビュー 消臭や風邪予防にも! 香りを暮らしに取り入れよう
 

さっそく試してみて!

余りがちなローリエですが、煮込み以外にこんなにもローリエの使い方があるなんて驚きですよね。

おうちに眠っているローリエがあったら、ぜひ実践してみてください!
 
 

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この記事を書いた人

nomina編集部

「もったいない野菜でおいしく健康に」をテーマに、ドリンクレシピや野菜の知識などをお届けします。

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