公開日:2019-12-16
食べる輸血!栄養価の高い、真っ赤なビーツのクリスマスポタージュスープ
スープ

今年のクリスマスの料理は何にしよう・・・
毎年の悩みになっている方も多いのではないでしょうか。
今年は「ビーツ」使ったポタージュスープを作ってみませんか?
赤い色がとても綺麗な野菜なので、クリスマスにピッタリのスープです。
ビーツは使い方が難しそうなイメージですが、
下茹でするだけでサラダやスープなど色々な料理に使うことができます。
下茹でが面倒な方は、下茹で済みの缶詰を使うとより簡単に作ることができますよ。
ビーツってどんな野菜?
世界三大スープの1つ、ロシア料理のボルシチには欠かせない赤い野菜です。
別名がたくさんあり、ビート、ウズマキダイコンなどと呼ばれています。
ほうれん草と同じアカザ科ですが、生で食べると食感はシャキシャキしていて、味は甘い大根のような味がします。
土臭い香りが強いため、生で食べる場合は厚く皮をむくことで食べることができます。
基本的には下茹でをして食べることが多いです。
ビーツは「食べる輸血」と言われるほど栄養価が高く、特に「カリウム」「葉酸」「食物繊維」を多く含んでいます。
葉酸は胎児の発育に必要な栄養素なので、妊娠前・妊娠中の女性が特に気を付けて摂る必要があります。
赤い色素はベタシアニンというポリフェノールの一種なので、抗酸化作用も期待できます。
ビーツの下処理方法
ビーツは、下処理として茹でることで土臭い香りが和らぎ、食べやすくなります。
- ビーツがかぶるくらいのお水と、酢をひと回し入れて、皮は剥かずに弱火で茹でる。
- 30分ほど茹で、串が通るほど柔らかくなれば下処理完了。
- 粗熱が取れたら皮を剥いて、料理に使う。
それではスープを作っていきましょう!
- ビーツ
- 200g
- さつま芋
- 100g
- 玉ねぎ
- 1/4個
- 牛乳
- 150ml
- 水
- 150ml
- 無塩バター
- 20g
- コンソメ
- 小さじ2(4.5g)
- 塩
- お好みで
- ※ピンクペッパー
- 少々
- ※水切りヨーグルト
- 少々
- ※ディル(チャービル)
- 少し
- ※は盛り付け用
※ビーツは下茹でをしている缶詰のものを使用する場合は、そのまま使用する。
生のものを使用する場合は、皮を厚めに剥いて使用するか、下処理を行う。
- ビーツは皮をむいて1㎝幅のいちょう切りに切る。
- さつま芋は皮のまま1㎝幅のいちょう切り、玉ねぎはスライスする。
- 鍋にバターを溶かし、玉ねぎがしんなりするまで炒める。
- ビーツ・さつま芋・水・コンソメを入れ、蓋をして弱火で10分程煮る。
- ビーツ・さつま芋に串が通るほど柔らかくなったら、火を止める。
- 粗熱がとれたら、ハンドブレンダーやミキサーで撹拌する。
- 牛乳を加え、温まったら火を止める。
- 器に盛り付けたら完成!
☆ポイント
- さつま芋は皮のまま使用することで、皮の色素も入り、さらに食物繊維も多く摂れます。
- コンソメだけでも味は整いますが、味が薄い場合は塩を入れてください。
- 盛り付けに、水切りヨーグルト・ピンクペッパー・ディルをのせるとよりクリスマスらしくなります。
このスープのカロリー、栄養は?
1人前のスープのカロリーは126㎉で、塩分は0.6gです。
スープにしてはカロリーが高めですが、食物繊維もたっぷり入って食べ応えがあるため、1杯で満足感があります。
食物繊維の量は、ビーツとさつま芋で、1日の半分量の食物繊維を摂ることができます。
ビーツだけでもカリウムは多いのですが、さつま芋と牛乳が入っているのでカリウム量がさらにアップします。
また、さつま芋にはβカロテンや、ビタミンCも豊富に含んでいるので、美肌効果も期待できそうです。
他にも、鉄・銅・亜鉛・ビタミンB群などの栄養素も含むため、クリスマスだけでなく普段から飲んでほしいスープです。
今回は、ポタージュスープを作りましたが、形を残した状態で牛肉や人参、ジャガイモなどの野菜を入れて煮込むと「ボルシチ」になります。
ビーツ自体には、はっきりとした味がないため、カレーライスやスムージーなど色々な料理に取り入れることができます。
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