公開日:2023-01-17
野菜の賞味期限って?長持ちさせる保存方法と見極めのコツ【保存期間一覧表】
スタディー
買ってから日が経ってしまい、しなっとした野菜が食べられるのか、やめるべきなのか悩んだ経験がある人は多いのではないでしょうか?
野菜の賞味期限と長くおいしく保存する方法、食べられるか迷ったときの見極めポイントをおさえて、もったいない野菜を減らしましょう!
目次
野菜の賞味期限と保存方法
野菜の賞味期限は、保存方法によって大きく変わります。
少しでも長くおいしい状態をキープするために、保存の方法はとても大事なんです!
青菜類
− 冷蔵保存 −
ほうれん草や小松菜などの葉物野菜は、根がついたまま水洗いします。
しっかり水気を切り、キッチンペーパーや新聞紙などに包み、ポリ袋に入れたら野菜室で保存。
− 冷凍保存 −
水洗いした野菜をざく切りにし、水気を拭き取ったあと、保存袋に入れて冷凍します。
茹でたものを冷凍する場合は、さっと茹でたあと、一食分ずつラップに包みます。
ラップに包んだものはまとめて保存袋に入れて冷凍しましょう。
スープや炒め物などに加える場合は、凍ったまま使うことができます。
傷んでいるかも?と心配になったときは以下に注意してチェックしてみましょう。
- 変色している
- 葉が溶け、どろっとしている
- ぬめりがある
- 異臭がする
芋類
じゃがいも、さつまいもなどの芋類は、涼しい時期であれば洗わず冷暗所で保存します。
− 常温保存 −
じゃがいもはダンボールや紙袋などに入れ、日光の当たらない風通しの良い場所で保存します。
また、さつまいもや里芋は、新聞紙に包んでから日光の当たらない風通しの良い場所で保存しましょう。
- じゃがいもの保存期間の目安:2〜3ヶ月
- さつまいも・里芋の保存期間の目安:約1ヶ月
− 冷蔵保存 −
芋類は常温保存がベストですが、暑い季節は新聞紙に包み、ポリ袋に入れてから野菜室で保存しましょう。
冷気によるダメージと乾燥を防ぎます。
- 芽が伸びきっている
- シワシワで柔らかくなっている
- 中身が変色している
- 異臭がする
メモ
じゃがいもは緑色の部分や、芽とその周辺は食べられません。
緑色の部分、芽とその周辺は綺麗に取り除いてから調理しましょう。
きのこ類
きのこは湿気に弱い食材です。
− 冷蔵保存 −
できれば買ってきたその日のうちに、パックから出してそのままキッチンペーパーで包み、保存袋に入れて野菜室で保存しましょう。
汚れがきになる場合は濡らしたキッチンペーパーなどで拭き取ります。
− 冷凍保存 −
きのこは冷蔵保存より、冷凍保存のほうが旨味が増し、使い勝手も良くなります。
余ったきのこは使いやすいサイズにカットして保存袋に入れ、冷凍保存します。
使うときは凍ったまま料理に加えて使います。
- ぬめりがある
- 汁が出ている
- 異臭がする
- 変色している
キャベツ
キャベツは丸ごと保存が長持ちのコツです。
カットしてしまったあとは、約3〜5日しか保ちません。
− 冷蔵保存 −
キャベツを丸ごと保存する場合は、芯をくり抜き、くり抜いた部分に濡らしたキッチンペーパーを詰めます。
そのままポリ袋に入れて冷蔵庫で保存します。
使うときは外側の葉から必要な分だけ剥いて使いましょう。
− 冷凍保存 −
ざく切りにしたものが余ってしまった場合は、冷凍保存も可能です。
水気を拭き取り、保存袋に入れて冷凍しましょう。
- ぬめりがある
- 汁が出ている
- 異臭がする
- 広範囲が変色している
メモ
キャベツの切り口が黒くなっているのは、空気に触れて変色してしまっただけなので、食べることができます。
ただ、味は落ちてしまうので、薄く切り落としてください。
▽キャベツの冷凍保存方法はこちら▽
きゅうり
きゅうりは急激な温度変化に弱い野菜です。
− 冷蔵保存 −
ポリ袋に入れて野菜室で冷蔵保存しましょう。
- 中身が茶色く変色している
- 全体的にぶよぶよしている
- ヘタにカビが生えている
- 異臭がする
メモ
黄色く変色しているきゅうりは、熟れ過ぎている証拠です。
味はかなり落ちていて、生食はできませんができませんが味の濃い料理に入れて食べることはできます。
生姜
− 冷蔵保存 −
生姜はキッチンペーパーで包み、ポリ袋に入れて野菜室で冷蔵します。
- 柔らかくなっている
- 中身が茶色、黒く変色している
- 乾燥し、干からびている
- 異臭がする
大根
大根を丸々一本保存するときは、葉を切り落とし、根の養分が吸われてしまうのを防ぎます。
大根の葉は、固めに塩茹でして冷凍保存することで、約1ヶ月保ちます。
− 冷蔵保存 −
大根は使いやすいよう根元、真ん中、先端の3等分に切り分けます。
それぞれキッチンペーパーで包み、ポリ袋に入れて野菜室で保存します。
大根は水分が多くキッチンペーパーが湿ってくるので、こまめに交換してください。
− 冷凍保存 −
煮物などに使う場合は、冷凍した大根を使うと味が染み込みやすくなります。
いちょう切りや輪切りなど使いやすいサイズにカットし、保存袋に入れて冷凍保存します。
- 茶色く変色している
- 柔らかくなっている
- ぬめりがある
- 汁が出ている
玉ねぎ
玉ねぎは常温保存でき、長く保存できる野菜です。
− 常温保存 −
通気性のいいカゴなどやネットに入れて、涼しく暗い場所で保存します。
新聞紙を下に敷くと、湿気を防ぎます。
カットした玉ねぎは、日持ちがしません。
ぴったりとラップに包み、冷蔵庫で3〜4日で食べきるようにしましょう。
- 柔らかくなる
- 茶色く変色する
- 異臭がする
- 中身がドロドロしている
メモ
傷んでいる部分が外側のみであれば、剥いて綺麗に取り除くことで中央の部分は食べることができます。
トマト
− 冷蔵保存 −
トマトはポリ袋に入れ、ヘタが下になるように野菜室で保存します。
パックに入ったトマトはそのまま野菜室で保存しましょう。
− 冷凍保存 −
トマトソースやスープなど、加熱して使う場合は冷凍すると便利です。
使いやすいようにヘタを取り、用途に応じてカットしたあと、ポリ袋に入れて冷凍します。
- かなり柔らかくなっている
- 異臭がする
- 汁が出ている
メモ
少しぶよぶよしている程度なら、熟れただけなので食べることができます。
食感や味が落ちるので気になる場合は、炒め物やスープ、ソースなど火を通せば問題なく食べられます。
触ると崩れそうなほど柔らかくなっているものは食べられません。
にんにく
にんにくも玉ねぎ同様、長く保存できる野菜です。外側の皮はつけたまま保存すると、長持ちします。
− 常温保存 −
ネットに入れて、風通しのいい場所に吊るして保存します。
夏場や湿気の多い時期は、冷蔵保存がおすすめ。
− 冷蔵保存 −
丸ごと保存する場合は、新聞紙やキッチンペーパーで包み、ポリ袋に入れて野菜室で保存します。
使いかけの場合はバラバラに分けたあと、新聞紙やラップに包みポリ袋に入れて冷蔵してください。
新聞紙で包むことで湿気を防ぎ、傷みにくくなります。
− 冷凍保存 −
皮をつけたままバラバラに分け、それぞれをラップで包みます。まとめて保存袋に入れて冷凍してください。
使いかけのにんにくや皮を剥むいたにんにくは、よく使う大きさにカットしたりすりおろします。
小分けにしてラップに包み、保存袋に入れて冷凍します。
- 皮付きの場合:約6ヶ月
- カットした場合:約2週間
使うときは、1分ほど水につけると皮がつるんとむけます。解凍せず、凍ったままスライスしたり、すりおろして使うことができます。
- 中身まで乾燥し、干からびている
- 異臭がする
- 茶色く変色している
- ぶよぶよしている
メモ
味は落ちてしまいますが、芽が生えてきても取り除いて食べることができます。
ねぎ
ねぎは土付きであれば新聞紙に包み、常温で約1ヶ月保存することができます。
− 冷蔵保存 −
冷蔵する場合は、青い部分を切り落とし、ラップに包み野菜室で保存します。
青い部分も使い道がたくさんあるので、同じくラップに包み野菜室で保存しておくと便利です。
− 冷凍保存 −
長期保存したい場合は冷凍します。
小口切りやななめ切り、輪切りなど、用途に分けてカットし、ラップに包みます。
まとめて保存袋に入れて冷凍すれば、必要なときにさっと使えて便利です。
- 異臭がする
- 変色している
- ぬめりがある
メモ
外側のみが変色している場合は、傷んでいる部分を剥いて取り除いたあと食べることができます。
長ネギの青い部分は白い部分に比べて傷みやすいので、早めに使ってしまいましょう。
ピーマン
ピーマンは水気に弱いため、しっかり水気を拭き取ってから保存しましょう。
− 冷蔵保存 −
1個ずつ新聞紙やキッチンペーパーで包み、カットしたピーマンはラップに包んで、ポリ袋に入れて野菜室で冷蔵保存します。
- 丸ごとの場合:1〜2週間
- カットした場合:3日程度
− 冷凍保存 −
丸ごと冷凍保存もできますが、カットしてから冷凍保存するのがおすすめ。
水気をよく拭きとり、用途に合わせてカットします。小分けにしてなるべく重ならないようにラップで包み、保存袋に入れて冷凍保存します。
- 柔らかくなる
- 茶色や黒く変色している
- シワシワになっている
- 異臭がする
メモ
多少しなっとしているくらいであれば、火を通して食べることができます。
もやし
もやしは日持ちしない食材のひとつです。
買ってきたまま冷蔵保存する場合は、3日以内に食べきってしまいましょう。
− 冷蔵保存 −
より長く保存するためには、保存容器にもやしを移し、ひたひたになるまで水を入れてから蓋をして保存しましょう。
水は少なくとも2日に1回は交換してください。
− 冷凍保存 −
意外かもしれませんが、もやしは冷凍保存することができます。
袋のまま急速冷凍をします。
袋の中の水分が気になる場合は、水洗いしたもやしの水気を切り、保存袋に入れます。
なるべく空気を抜き平らにして冷凍しましょう。
使うときは火を通しすぎず、さっと茹でたり炒めることで、シャキシャキ感も残すことができます。
▽もやしの冷凍方法はこちら▽
- 茶色く変色している
- 汁が出ている
- ドロっとしている
- 異臭がする
保存期間一覧
長期保存のコツ
野菜の劣化の原因となる、乾燥や湿気から守るコツを覚えておくと、長く新鮮な状態を保つことができます。
丸ごと保存する
ほとんどの野菜はカットした部分から劣化が始まります。
そのため、丸ごと保存したときに比べ、急激に賞味期限が短くなります。
余ってしまった場合は仕方のないことですが、キャベツやレタスなどは外側から剥いて使うなどの工夫をしましょう。
キッチンペーパー・新聞紙で包む
キッチンペーパーや新聞紙は、野菜を湿気から守ってくれたり、冷蔵庫の冷気によるダメージを防いだりと、何かと便利です。
少し手間はかかりますが、野菜をキッチンペーパーや新聞紙で包むことで、保ちが大きく変わってきます。
冷凍する
しばらく使わない野菜は、使いやすくカットして冷凍しましょう。
食感が損なわれたり、多少風味が落ちてしまいますが、常温・冷蔵保存より大幅に保存期間が長くなります。
忙しい日や時間がない日にも、さっと使えて便利です。
長くおいしく野菜を保存
もったいないと思いながら捨ててしまっていた野菜も、しっかり見極めてみるとまだ食べられたり、火を通せば食べられる状態かもしれません。
また、正しい保存方法を知っておくことで、賞味期限を大幅に伸ばすことができます。
野菜の賞味期限は見極めが難しいですが、少しでももったいない野菜を減らしていきましょう!
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