公開日:2023-04-17
時間や素材などの疑問も解決!煮沸消毒のやり方とポイント
スタディー
手作りのジャムやシロップ、ピクルスなど長期保存できるレシピに必ずと言っていいほど出てくる「煮沸消毒した保存容器」という言葉。
なんとなく煮沸消毒のやり方はわかっていても、いざやるとなると煮沸する時間や、乾かし方など迷ってしまう人は多いのではないでしょうか?
保存食を長くおいしく楽しむためには、保存容器をしっかり殺菌しておくことが大切です。
正しいやり方で、保存食作りや作り置きを楽しみましょう!
目次
「煮沸消毒」とは?
煮沸消毒とは、瓶や保存容器などを沸騰したお湯に浸して、容器を殺菌すること。
消毒剤などを使わず殺菌できるため、口に入れるものに対して赤ちゃんでも安心できる消毒方法です。
そのため哺乳瓶や、長期保存する食品の保存容器を煮沸消毒することが多いですよね。
また特別な道具も必要ないため、手軽にできる方法でもあります。
瓶や容器以外にも、ピアスや子供のおもちゃ、布巾(タオル類)なども殺菌することができます。
煮沸消毒のやり方
菌は目に見えないからこそ、正しい方法でしっかり殺菌したいもの。
誤った温度や時間で煮沸していたり、乾かし方を間違えば消毒の意味はなくなってしまいます。
必要なもの
煮沸消毒に最低限必要なものは以下の3点に加え、必要があれば準備するものです。
- 大きな鍋
- トング
- キッチンペーパー
- 布巾(必要な場合)
消毒する瓶が傷ついたり割れるのが心配な場合や、耐熱のプラスチックを煮沸する場合は布巾を用意しましょう。
基本の煮沸消毒
今回は瓶の煮沸消毒の手順を紹介します。
- 瓶は煮沸する前に蓋を取り、綺麗に洗う。
- 鍋に瓶と、瓶が完全に浸かる量の水を入れ、強火で沸騰させる。
※ 瓶が割れるのが心配な場合は、鍋の底に布巾を敷いてから瓶と水を入れてください。 - 沸騰した状態で15分放置する。
※ 水が吹きこぼれそうな場合は、少し火を弱めます。グツグツした状態は保つようにしましょう。 - 15分たったら火を止め、トングで瓶を取り出す。
※ とても熱くなっているので取り出す際は注意してください。 - 清潔なキッチンペーパーの上に置き、乾燥させる。
煮沸消毒のポイントまとめ
- 急激な温度変化をなくすため、鍋に瓶と水を入れてから沸騰させる。
- 水の量は、瓶が完全に浸るまで入れる。(完全につからない場合は、沸騰中に瓶を回すなどして、全体が煮沸消毒できるようにする)
- 煮沸消毒は、80度以上のお湯に15分以上つけること。
- 沸騰してから15分間はそのままで、途中瓶が浮いたりしてきたら沈める。
- 乾燥した瓶はなるべく早めに使うようにする。
*参考元:日本医師会 日医雑誌122巻10号 消毒方法 消毒・滅菌の概要
プラスチック素材の場合
プラスチック素材のものを煮沸消毒する場合は、耐熱温度を確認しましょう。
耐熱温度が100℃以上であれば、プラスチックでも煮沸消毒することができます。
その場合、プラスチックが鍋にあたると変形する可能性があるので、布巾を敷いて直接鍋に当たらないよう注意してください。
煮沸消毒の代用方法
耐熱容器でなかったり、鍋に入らない大きさの瓶などを消毒したい場合は、消毒用エタノールやホワイトリカーなどの35度以上ある、度数の高いアルコールで除菌することができます。
- 瓶を綺麗に洗い乾燥させる。
- 瓶にエタノールを吹きかけ、清潔なキッチンペーパーで拭き取る。
煮沸した場合と同様、消毒後はなるべく早めに使ってください。
保存食をもっと楽しむ
手作り食品の長期保存は、難しそうというイメージがあるかもしれませんが、保存容器の殺菌は意外と簡単にできてしまいます!
これを機に、手作りのシロップやピクルスなど、保存食作りを楽しんでみてはいかがですか?
nominaでは長期保存にぴったりなレシピを紹介しています!
▽自家製レモネードのレシピ▽
▽じゃばらの砂糖漬けのレシピ▽
▽じゃばらで作るマーマレードのレシピ▽
▽ジンジャーシロップのレシピ▽
▽りんごのはちみつ漬けのレシピ▽
nominaのSNSをフォローして
最新情報をチェックしよう!