公開日:2021-02-06
扱い方で栄養分やおいしさが失われる!?いちごの洗い方を見直そう
スタディー
普段いちごを洗うとき、どうしていますか?
とっても柔らかくデリケートないちごは、丁寧な洗い方や扱いが必要です。
そこで今回は、いちごを洗うときの注意点と、洗い方を3つ紹介します。
洗っているとき、気付かぬうちにいちごを傷つけていたかもしれませんよ!
目次
洗うとき・洗った後の注意点
いちごを洗うときや洗った後の注意点として、傷ませないことが重要になってきます。
とってもデリケートないちごは、ちょっとした刺激も傷みとなってしまいます。
ザルを使わない
ついついザルにあけて洗ってしまいがちですが、硬くざらざらとした表面のザルは、いちごを傷つけてしまいます。
優しく洗うためには、ザルは使わず、ボウルを使いましょう。
食べる前に洗う
刺激を受けたいちごは、さらに傷みやすい状態です。
洗っているうちにいちごを傷つけてしまっていたり、残っていた水分から傷んでしまうので、食べる前に洗うようにしましょう。
ヘタを取らない
ヘタをとってしまうとそこから水分が入ってしまい、水っぽくなって風味が落ちてしまったり、傷みやすくなってしまいます。
また栄養素も流れ出てしまいやすくなるので、ヘタはそのままで洗いましょう。
洗いすぎない
いちごを傷つけるだけではありません。
いちごが持っているビタミンCは水に溶けやすいため、洗いすぎてしまうとせっかくの栄養素を失うことになってしまいます。
表面の汚れを落とすためなので、さっと洗う程度でOK。
水分を残さない
洗った後は、水分を残さずに拭き取りましょう。
できれば一つ一つ、キッチンペーパーなどで優しく拭き取ってあげるのがベスト。
時間がないときは、重ねずにキッチンペーパーの上などに置いておきましょう。
洗い方
基本的な洗い方、農薬が気になるとき、萎びてきてしまったときの洗い方を紹介します。
1. 水
いちごについている埃などの汚れを優しく落とす、基本的な洗い方です。
- ボウルに水を入れる
- いちごを優しく入れ、流水または手で軽く混ぜる
- 手でいちごを取り出し、水気を拭き取る
2. 重曹
いちごは農薬をたくさん使っているといわれています。
農薬が気になる場合は、食用の重曹を使って洗いましょう。
アルカリ製の重曹が、酸性の農薬を中和する働きがあります。
- ボウルに水を入れ、小さじ1ほどの食用重曹を入れて溶かす
- いちごをそっと入れて30秒ほど漬ける
- いちごを取り出し、流水ですすぐ
- 水気を拭き取る
1分以上水につけないようにしましょう。
3. 50℃のお湯
いちごをすぐに食べられずに冷蔵保存しておくと、いつの間にかいちごがしなびてしまった…ということありますよね。
鮮度が落ちてしまったときは50℃のお湯で鮮度を蘇らせます。
また50℃お湯で洗うと、酸味が和らいで甘くなるともいわれています。
- 50℃のお湯を用意する
※ 手を入れられるけど、長い間入れられないほどの熱さくらい - いちごを優しく入れ、2〜3分漬ける
- 途中手で優しく混ぜる
- 冷水を入れたボウルを用意する
- いちごを取り出し④に入れて冷やす
- 水気を拭き取る
ほかの果物や野菜も50℃で洗うと、農薬を落としたり、鮮度が蘇ったり、臭みが取れるなどの効果があるといわれています。
いちごを楽しもう
風邪予防や美容にも効果が期待できる、ビタミンCが多く含まれているいちご。
栄養素を逃さずおいしく食べるためには、丁寧な洗い方がポイントです。
ちょっと面倒でも、せっかくのいちごを余すことなく楽しみましょう!
▽いちごの見分け方や保存方法▽
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