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公開日:2023-01-31

バターとマーガリンどっちがいい?原料・成分・健康面の違い

スタディー

 
朝食のパンに、料理やお菓子作りに…いつもの食事にバターを使用することが多くあります。

高価なバターの代わりに、マーガリンを代用している人もいるのではないでしょうか。

外見はよく似ているけれど、風味や味わいなどが異なるバターとマーガリン。
今回はその2つの違いや、健康への影響について紹介していきます。
 

バターとマーガリンの違い

バターとマーガリンの原料・成分などの違い

 
使い方や外見にほとんど違いのないバターとマーガリンですが、実は、原料や製造方法、成分、風味などが大きく異なります。

またマーガリンの中でも、油脂含有率が80%未満のものはファットスプレッドと言います。
 

バターは、牛乳から作られるバターは乳脂肪が主成分となっているため、香りや風味がよく、コクと深みがありますが、コレステロールが高い食材です。

冷やすと固くなり、室温の状態は柔らかいですが、温めると溶けてしまうのが特徴です。
また原価が高いことから、マーガリンと比較して高価になりがちでもあります。
 

一方マーガリンは、油脂を原料に、粉乳や発酵乳、乳化剤、着色料、ビタミン類などを加えた加工食品です。

常温でしばらく放置しないと固くて使いにくいバターとは違い、柔らかくなめらかなので、パンや生地に練りこみやすいのが特徴です。
 

バターの歴史

バターの起源は古く、乳汁を加工した食品の中で最も古い乳製品と伝えられています。

起源は明確ではありませんが、紀元前3500年頃のメソポタミアの石板に、牛乳を搾ってバターらしきものを作っている人が描かれています。

日本では「蘇」が、バターに一番近い形で使われていました。

バターが一般的に食べられるようになったのは明治時代以降であり、現在のように普及するようになったのは昭和30年代と比較的近年です。
 

マーガリンの歴史

マーガリンは元々、バターの代替品として発明されました。

1869年に、ナポレオン3世が当時フランスで不足していたバターの代替品を募集した際に、
メージュ・ムーリエ・イポリットという化学者が発明しました。

上質な牛脂に牛乳などを加えて冷やし固め、現在のマーガリンの原型となりました。

日本に伝わったのは、明治時代中頃であり、当時は「人造バター」と呼ばれていました。
高度成長期頃には、高価なバターより安価なマーガリンの方が需要が高かったそうです。
 

マーガリンが体に悪いと言われた理由

どこかで「マーガリンは体に悪いからバターの方がいい」という話を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか?

そのように言われる由来は、脂質の一種であるトランス脂肪酸という不飽和脂肪酸の存在にあります。

トランス脂肪酸は、主に液体のあぶらを個体や半個体にする際に使われる、水素添加という技術を用いることで、できることが判明してしています。

このトランス脂肪酸を摂りすぎてしまうことで、心臓病のリスクが高まるといわれており、また食品から取る必要はないと考えられています。
 

昔は、マーガリンは工業的に生成された加工油脂製品であるため、トランス脂肪酸が多いとされ、実際に問題視されていました。

しかし油脂メーカーのトランス脂肪酸を減らす取組みもあり、今やマーガリンに含まれるトランス脂肪酸は、かなり低減されています。
 

世界保健機関のWHOでは、トランス脂肪酸の摂取量を、

総摂取エネルギーの1%に相当する量よりも少なくすることが目標

 

としています。

日本人の平均摂取量は0.3gと言われているので、そこまで心配する必要はありません。
 

脂質は三大栄養素の一つであり、食品からとる量が少なすぎると健康に被害がでる可能性があります。

しかし脂質は炭水化物やたんぱく質に比べて、同じ量当たりのエネルギーが大きいので、とりすぎると肥満の原因になる恐れもあります。

トランス脂肪酸だけでなく、エネルギー生成や、コレステロール値の上昇させる効果のある飽和脂肪酸の摂りすぎにも注意しなければなりません。
 

バターとマーガリンは代用できる?


 
元々マーガリンはバターの代用品として開発されているので、多少の味や風味の違いなどはありますが使用することができます。

一般的にバターのほうが風味がよくコクがあり、よりおいしく仕上がると考えられています。

ただ、バターはコレステロールの分量がマーガリンよりも高いため、血中のコレステロール値が高い人は、食べすぎに注意が必要です。
 

違いを知り、上手に使おう

何事も食べすぎると健康に影響が出てしまうもの。

一つの栄養価にとらわれず、栄養バランスの良い食事を心がけることで、健康へのリスクを低くすることができます。

なんでも、適度な量をバランスよく食べて、健康第一でいきたいですね。
 

参考元:
*厚生労働省
 ・乳及び乳製品の成分規格等に関する省令
 ・日本食品標準成分表2020年版(八訂)
*農林水産省 
 ・マーガリン類の日本農林規格
 ・トランス脂肪酸に関する国際機関の取組
*日本マーガリン工業会 トランス脂肪酸の低減について

 
 

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この記事を書いた人

nomina編集部

「もったいない野菜でおいしく健康に」をテーマに、ドリンクレシピや野菜の知識などをお届けします。

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