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2021-03-12更新

マーガリンが体に悪いはもう古い!?バターとマーガリンの違いと健康

スタディー

朝食のパンに、お菓子作りに…普段のお料理などでバターやマーガリンを使用している方は多いと思います。
nominaでもバターやマーガリンを使用しているレシピを多数ご紹介させていただいています。
高価なバターの代わりにマーガリンを代用している方もいるかと思います。

外見はよく似ているけれど、風味や味わいなどが異なるバターとマーガリン。
今回はその二つの違いや、健康への影響についてご紹介していきます。

 

バターとマーガリンの違い

使い方や外見はよく似ているバターとマーガリンですが、実は原料、製造方法、成分、風味など大きく異なります。

バターは、乳脂肪分80.0%以上で作られており、マーガリンは、油脂含有率80.0%以上(日本農林規格)で作られています。
またマーガリンの中でも、油脂含有率が80%未満のものはファットスプレッドと言います。

バター

牛乳から作られるバターは乳脂肪が主成分となっているため、香りや風味がよく、コクと深みがあります。
料理やお菓子づくりに欠かせないものでもあります。

冷やすと固くなり、室温の状態は柔らかいですが、温めると溶けてしまうのが特徴です。
また原価が高いことから、マーガリンと比較して高価になりがちでもあります。

バターの起源は古く、乳汁を加工した食品の中で最も古い乳製品と伝えられています。
起源は明確ではありませんが、紀元前3500年頃のメソポタミアの石板に、牛乳を搾ってバターらしきものを作っている人が描かれています。

日本では「蘇」が、バターに一番近い形で使われていました。
バターが一般的に食べられるようになったのは明治時代以降であり、現在のように普及するようになったのは昭和30年代と比較的近年です。

マーガリン

マーガリンは、油脂を原料に、粉乳や発酵乳・食塩・ビタミン類などを加えた加工食品です。
常温でしばらく放置しないと固くて使いにくいバターとは違い、柔らかくなめらかなので、パンや生地に練りこみやすいのが特徴です。
また冷凍保存もできます。

マーガリンは元々、バターの代替品として発明されました。
1869年に、ナポレオン3世が当時フランスで不足していたバターの代替品を募集した際に、
メージュ・ムーリエ・イポリットという化学者が発明しました。
上質な牛脂に牛乳などを加えて冷やし固め、現在のマーガリンの原型となりました。

日本に伝わったのは、明治時代中頃であり、当時は「人造バター」と呼ばれていました。
高度成長期頃には、高価なバターより安価なマーガリンの方が需要が高かったそうです。

 

マーガリンが体に悪いと言われる理由

どこかで「マーガリンは体に悪いからバターの方がいい」という話を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか?

そのように言われる由来は、トランス脂肪酸という不飽和脂肪酸の存在にあります。

不飽和脂肪酸は、その炭素間の周りの二重結合の構造の違いにより、シス型とトランス型で分けられます。
トランス脂肪酸とは、この不飽和脂肪酸の一種のことを言います。

このシス型脂肪酸は天然に存在してますが、トランス型脂肪酸は工業的に生成された加工油脂に多く含まれています。

脂質は三大栄養素の一つであり、食品からとる量が少なすぎると健康に被害がでる可能性があります。
しかし脂質は炭水化物やたんぱく質に比べて、同じ量当たりのエネルギーが大きいので、とりすぎると肥満の原因になる恐れもあります。

トランス脂肪酸は食品からとる必要がないと考えられており、とりすぎると健康への悪影響があると言われています。

マーガリンは工業的に生成された加工油脂製品であるため、トランス脂肪酸が多いとされていました。
実際、数年前まではマーガリンのトランス脂肪酸の含有量は多かったので問題視されていました。

しかし油脂メーカーの努力もあり、今やマーガリンに含まれるトランス脂肪酸は、バターの約半分にまで低減されました。
メーカーによって異なりますが、100gのバターには1.9gのトランス脂肪酸が入っていますが、同じ量のマーガリンには0.99gしか入っていません。

 

バターとマーガリンは代用ができるの?

元々マーガリンはバターの代用品として開発されているので、多少の食感の違いなどはありますが使用することができます。
一般的にバターのほうが風味がよくコクがあり、よりおいしく仕上がると考えられています。

また両者のカロリーは、どちらもほとんど変わりなく、有塩バターのカロリーは大さじ1杯あたり112kcal、マーガリンでは115kcalとなっています。
マーガリンは80%以上が油脂でできており、バターも80%以上が乳脂肪分で形成されていますので、摂りすぎないようにしましょう。

 

違いを知り、上手に使おう

何事も食べすぎると健康に影響が出てしまうもの。
適度な量を使用したいですね。

参考:小岩井乳業株式会社
ミヨシ油脂株式会社

 

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「もったいない野菜でおいしく健康に」をテーマに、ドリンクレシピや野菜の知識などをお届けします。

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