公開日:2020-08-31
みずみずしさを保つコツ!おいしく食べるための梨の正しい保存術
スタディー
秋の代表の果物といえば梨!
乾燥する季節である秋は喉がイガイガしますが、その乾燥の改善に梨が有効だというのは有名な話ですね。
しかし梨は、疲労回復や解熱作用もあるため、夏バテ対策にもぴったりの果物だとご存知でしたか?
これから迎える秋だけじゃなく、夏バテに悩んでいる今でも役に立つ梨。
今回は、そんな梨を秋まで楽しむための長期間保存術をご紹介します!
梨は水分が多い果物
梨は100gで43kcalと低カロリーであり、むくみ改善に効くカリウムや食物繊維など、女性にとって嬉しい効果を多く持つ果物です。
そんな梨ですが、水分が多く含まれているため、保存期間が長い果物ではありません。
乾燥した場所に放置していると鮮度がすぐ損なわれてしまいます。
和梨は洋梨と異なり、収穫後に追熟はしません。
収穫後、早いうちに食べた方がよいとされています。
またスーパーでよく売られている幸水、豊水などの品種は特に水分量が多く、日持ちがしない品種だとも言われています。
保存方法
冷蔵保存
梨を長期保存する場合、梨の持つ水分を蒸発させないようにすることが非常に重要です。
冷蔵庫の中は乾燥しやすいため、ひと工夫してあげる必要があります。
- キッチンペーパーなどで梨を包み、ラップをする
- ポリ袋に入れ、ヘタを下にした状態で口をしっかりと縛る
収穫後の梨は、自らの糖分や水分を使って呼吸するようになり、鮮度が落ちてしまいます。
それを防ぐため、ヘタを下にすることで梨の呼吸を抑えることができ、品質を保つことができます。
保存期間は約7~10日程度です。
冷凍保存
冷蔵保存期間中に食べきれない場合は、冷凍保存も視野に入れましょう。
- 梨をくし形に切る
- 切った梨をラップで包み、保存袋に入れて冷凍庫で保存する
完全解凍すると食感が失われてしまい、おいしさが損なわれてしまいます。
半解凍のシャーベット状態で食べるとしゃりしゃりとした食感が楽しめるのでおすすめです。
保存期間は冷凍庫で約1ヵ月程度です。
加工してもおいしい!梨を使ったレシピ
梨は生で食べるのと加熱して食べるので、得られる効果が変わってきます。
生で食べる場合、解熱作用、二日酔い改善が見込めますし、加熱して食べる場合は、咳止め効果、整腸作用が期待できます。
nominaではおいしい梨を長期間楽しむための、ジャムやシロップなどのレシピもご紹介しています。
秋を迎えるこれからにぴったりのレシピなので、ぜひ試してみて下さい。
【簡単レシピ】材料3つでゴロッと果肉の梨ジャムを作ろう
大変そうなイメージのあるジャム作りですが、梨は実が大きく水分が多いので、すり下ろす作業も比較的簡単にできます。
ゴロッと果肉を残すことで梨特有の食感と、とろみが合わさりとってもおいしいジャムになりますよ!
さらば”エヘン虫”!風邪予防にオススメな自家製梨シロップのレシピ
喉の不調には、梨を煮詰めた「秋梨膏(チウ・リィ・ガオ)」と呼ばれる梨シロップが有効です。
梨の果肉は加熱したことで栄養価の高い皮までおいしく食べられるので、トーストに乗せて食べるのもおすすめです!
夏バテ知らず、乾燥知らずの秋へ
生で食べるのもよし、冷凍して食感を変えて食べるのも加工して食べるのもおいしい梨。
かしこく保存して、夏も秋も梨でおいしく乗り切りましょう!
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