【ソース使い分け】濃厚・中濃ソース、ウスターソースの違い

 
揚げ物のお供としてなじみ深いソース。スープなどの隠し味にも便利ですよね。

様々なメーカーから販売されているソースは、その種類も多種多様。

ウスターソース、濃厚ソース、中濃ソースなどは、それぞれとろみや味・特徴などが異なります。

その違いを見ていきましょう！
 

定番ソース3種の違い

ウスターソース

ウスターソースは、野菜や果実に香辛料を加えたソースです。

野菜や果実を細かくピューレ状にするのでさらっとしたソースとなっており、香辛料の程よい辛味が特徴的です。

揚げ物にかけて食べるほかにも、料理に深みとコクを与えることができるので使い勝手の良いソースです。

何にでも使える万能ソースですが、麺類との相性が非常によく、焼きそばなどを作る際にも使用されます。
 

中濃ソース

中濃ソースは、後述する濃厚ソースとウスターソースの間の位置づけで、ウスターに比べると甘く、濃厚に比べるとマイルドな味わいが特徴です。

甘さ以外にピリッとした辛味も欲しいときに使いやすいソースなので、生姜焼きなどの料理の隠し味にも使われることがあります。
 

濃厚ソース

濃厚ソースは、ほかのソースに比べて果実を多く使用しており、とろみと甘さが強いソースです。

フルーツソースとも呼ばれており、どろりとした粘性が特徴的です。

甘みが強いため、甘い料理の隠し味に使うと深みが出やすくなります。肉じゃがやカレー、ハンバーグなど、少し甘さを足すとコクが出る料理と相性がいいです。
 

番外編：オイスターソース

オイスターソースとは、牡蠣を茹でた汁を煮詰めて調味料で味付けし、デンプンなどでとろみをつけたソースです。

ウスターソース類ではありませんが、様々な料理で使うことのできる便利なソースで、青椒肉絲や焼きそば、チャーハンなど中華料理で広く使われています。

ちなみに、オイスターソースが手元にない場合は、ウスターソースにはちみつを加えて代用することも可能です。
 

上手に使い分けよう

紹介したソース以外にも、焼きそばソースやお好みソースなど、メーカーによって様々なソースが販売されています。

「冷蔵庫に眠らせたまま賞味期限が切れてしまっていた…」なんてことも多いソースですが、隠し味として様々な料理で役立てることができるので、上手に使い分けてみてくださいね！

＊参考元：農林水産省　ウスターソース類の日本農林規格