公開日:2022-01-12
お疲れ気味の胃腸を労わる、きのこのみぞれスープ
スープ
胃腸が少しお疲れ気味というときは、軽めのスープで労わってあげましょう。
今回は、冬野菜の代表格「大根」を使った一品をご紹介します。
大根に含まれる「酵素」が胃腸を労わる
大根には数種類の消化酵素が含まれていて、食べ物の消化をサポートしてくれます。
例えば、さんまの塩焼きや天ぷらなどの油っぽい料理には、大根おろしが付き物ですよね。
この組み合わせは、脂肪を分解する酵素「リパーゼ」の効果が期待できます。
そのほか、でんぷんを分解する「アミラーゼ」や、たんぱく質を分解する「プロテアーゼ」なども含まれています。
お餅を食べるときは、大根おろしをかける「からみ餅」にすることで消化を助けてくれますよ。
また、大根の葉には、βカロテンやビタミンCなどのビタミン類、カルシウムや鉄などのミネラルが豊富に含まれます。捨てずに丸ごといただきましょう。
▽大根の栄養について、詳しくはこちら
お疲れ気味の胃腸に優しい♪大根の栄養と効能
酵素は熱に弱いので、生で食べるのが効果的。とはいえ、冬場は温かいものが欲しくなりますよね。
そこで今回は、最後に大根おろしを加え、さっとひと煮立ちさせて仕上げました。
加熱した大根おろしは甘さが引き立ち、塩こうじの旨味も加わって、シンプルながら味わい深い一品です。
きのこのみぞれスープの作り方
- 大根
- 200g
- 大根の葉
- 20g
- 干ししいたけ
- 2個
- 干ししいたけの戻し汁
- 100ml
- 水
- 200ml
- 酒
- 大さじ1
- 塩こうじ
- 大さじ1.5
- こしょう
- 少々
- 干ししいたけは水で戻しておく。
- 干ししいたけの戻し汁は取っておく。
- 大根は皮をむいてすりおろす(水気は切らない)。
大根の葉はみじん切りにする。
干ししいたけは薄切りにする(戻し汁は取っておく)。
- 鍋に干ししいたけ、干ししいたけの戻し汁と水を入れ、弱めの中火にかける。
- アクを取り除き、酒と大根の葉を加える。
すりおろした大根を汁ごと加え、ひと煮立ちさせる。
- 塩こうじを加えてお好みでこしょうを振り、器に盛れば出来上がり。
やさしいスープで、早めの胃腸ケア
スープでは物足りないなと感じたら、アレンジでそうめんやうどんを加えるのもおすすめです。
胃腸の不調を感じたら、スープやおかゆなどの消化のよい軽めの食事にシフトして、早めにケアしてあげましょう。
食べ過ぎて少し体重が増えたときの、メンテナス食としてもおすすめです。
また、しっかり噛むことで消化がよくなり、胃腸への負担も軽くなりますので意識してみてくださいね。
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