材料2つ！栗とベーコンの簡単イタリアンおつまみ

秋を代表する食材の1つである、栗。

イタリアでは栗はデザートだけでなく、おかずとしても人気だとご存知でしたか？
そんな旬の味覚をお手軽に楽しめる「栗のベーコン巻き」を本場イタリアより紹介します。

材料2つかつ調理はオーブンを使うので、忙しい日あるいは急な来客の際にもすぐに作れる簡単ながらおしゃれな一品です。

今回は栗を使った簡単レシピと併せて、イタリアでの栗の楽しみ方を本場よりお伝えします！
 

栗とベーコンのおつまみレシピ

1. ベーコンの上に栗を乗せ、きつめに巻く。
    
   
2. 天板に巻き終わりを下にして、均等に並べる。
    
   
3. オーブン(180℃)で約15分、ベーコンがカリカリになるまで焼く。
    
   

イタリアで人気の栗料理

発祥地ではあまり食べられないモンブラン

 
日本で大人気の栗デザートといえば、モンブランですよね？
発祥地はイタリアとフランスの両方にあるとされ、本場イタリアでもある程度有名なデザートです。

イタリアでは「モンテビアンコ」と呼ばれ、生クリームの上にカカオ入りのマロンクリームが乗せられる、スポーンで食べるデザートです。
日本のような豪華な「ケーキ」ではなく、元々は家庭で作られるデザートでした。

そして日本ほどの人気ぶりはなく、発祥地である北イタリアでは栗が旬を迎えると登場するデザートですが、ピエモンテ、ロンバルディア州以外では見かけることは滅多にないんです！

イタリアの秋を代表する「栗」

 
日本同様、イタリアでも栗は秋を象徴する定番の食材です！

イタリアの秋といえば、ポルチーニ茸やトリュフが有名かと思いますが、本場イタリアでもこれらは高級食品扱いで、実際にイタリア人が秋の味覚を楽しむのに好んで食べるのは栗なのです。

10、11月になるとイタリア各地で「カスタニャータ」と呼ばれる栗祭りが行われ、できたての焼き栗を赤ワインと一緒に楽しむのが本場流の秋の訪れの楽しみ方。

焼き栗はイタリアで最もメジャーな栗の食べ方で、秋から冬にかけておやつや食後のデザートとしてよく食べられます。

イタリアの栗を使ったレシピ

 
では栗を使った「料理」となるとイタリアでは何が人気なのでしょうか？

前述で紹介したモンブランのように、栗の「ペースト」を使用したデザートはよく作られ、モンブラン以外にタルトやクッキーに詰められて食べられることが多いです。

また茹でた栗、焼き栗以外に「栗粉」も人気で、イタリアではスーパーで簡単に手に入れることができます。

 
栗粉はデザートだけでなく、パスタや揚げ物など様々なレシピに使われ、イタリア人がいかに栗好きか、ここからもよくわかるかと思います。

そして栗は主食、主菜にも好んで使われます。
特に筆者の住んでいる中部イタリアでは、シチューやパスタに使われる郷土料理が多数存在します。

またお肉をローストする際の詰め物にも栗は使われます。
この「栗とお肉」の組み合わせはホリデーシーズンに見かけるとても贅沢なコンビネーションです。

 
今回紹介した「栗のベーコン巻き」はイタリアでは前菜（アンティパスト）扱いとなります。
日本でしたらおつまみ、あるいはおかずの足しにオススメです。

栗のほのかな甘みとベーコンの塩気は相性がとてもよく、まさに後を引くおいしさです！
栗のベーコン巻き以外にも栗とベーコンでオイルベースのパスタ、レンズ豆を使ってシチュー、あるいはリゾットにするのもオススメです。

イタリア流の栗の楽しみ方

材料2つの簡単イタリアンおつまみ、栗のベーコン巻きはぜひ試して欲しい一品です。

お酒のお供にする際にはぜひ、本場イタリア流に赤ワインと合わせてお楽しみ下さい！
Ciao～