公開日:2022-01-02
おせち料理を手作りしよう!鮮やかな栗きんとんの茶巾しぼり
もう一品
おせち料理に欠かせない縁起物のひとつ「栗きんとん」は、黄金色が鮮やかでおせちに彩りをプラスしてくれるメニューです。
今回は取り分けがしやすい茶巾しぼりにした栗きんとんレシピをご紹介します。
甘さや滑らかさをお好みで調整できるのも手作りの良い点ですので、ぜひお試しください。
栗きんとんの茶巾しぼりのレシピ
- さつまいも
- 2本(400g程度)
- くちなしの実
- 1個
- 栗の甘露煮
- 6個
- 甘露煮の汁
- 大さじ2〜
- 砂糖
- 大さじ1〜
-
さつまいもは2cm幅に切って厚めに皮をむき、アク抜きをする。
-
くちなしの実をお茶パックやガーゼに入れ、めん棒で叩いて割る。
-
鍋に①と②を入れて火にかけ、柔らかくなるまで茹でる。
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竹串がスッと通るようになったら火を止める。
茹で汁を別皿に少しとっておく。
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フードプロセッサーに④と甘露煮の汁と砂糖を入れて撹拌する。
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ラップに⑤をおいて栗をのせて包む。
-
器に盛り付ける。
※ さつまいもの水分量によって茹で汁を足してください。
※ 甘さは甘露煮の汁と砂糖で量を調整してください。
上手に栗きんとんを作るコツ
栗きんとんといえば、粘度の高いペースト状のあんに栗を絡めたものがおせち料理ではよく見られますが、今回は茶巾しぼりにした栗きんとんレシピご紹介しました。
しっかりした形があることで、盛り付けや取り分けがしやすい点がおすすめのポイントです。
栗きんとんの主な材料はさつまいもと栗ですが、栗は瓶詰めの甘露煮を使用すれば手軽です。
栗の香りが移った甘い汁も使用することで、さつまいもにもほのかな栗の味わいが広がって美味しく仕上がります。
作り方は簡単ですが、より美味しく仕上げるには、次の2つのコツをおさえておきましょう。
1つ目はさつまいもの皮を厚めにむくことです。
さつまいもの皮の近くには繊維が多いため、厚くむいて取り除くことでペーストにした際に滑らかな口当たりに仕上がります。
また、皮の近くはアクが多く空気に触れるとすぐに変色して黒っぽくなってしまうことも、厚く皮をむく理由の一つです。
栗きんとんは鮮やかな黄金色が特徴のお料理ですので、厚めにむいてすぐに水につけ、アク抜きをしましょう。
2つ目は今回のように茶巾しぼりにする場合、成形しやすいようにさつまいもを少し固めのペーストにすることです。
さつまいもの水分量にもよりますので、あまりパサパサしてしまうようでしたら茹で汁を足して調整してみてくださいね。
また、整形する際にはラップを使うと簡単です。
ラップに置いたさつまいもと栗を手のひらにのせ、ギュッと絞るように上でねじります。
下の方は丸くなるように手で優しく形を整えましょう。
小さめに作ればたくさんできて一口で食べやすく、お重やお皿に盛り付けもしやすいですよ。
くちなしの実で鮮やかな黄金色に
おせち料理の栗きんとんには、ぜひくちなしの実を使いましょう。
くちなしの実はスパイスの一種ですが、味や香り付けではなく、主に料理の素材を黄色に色付けするために用いられるもので、さつまいもや栗を使った料理、たくわんなどの着色に使います。
使い方ですが、くちなしの実はとても硬いのでガーゼやお茶パックに包んでからめん棒で叩き割って使用します。
また、くちなしの実は水溶性で水に入れて煮出すとじわじわと色が溶け出してきます。
写真は煮出した後で、鮮やかな黄色に発色していることが分かりますね。
栗きんとんはおせち料理の縁起物
おせちはさまざまなご馳走が並ぶハレの日のお祝い料理ですが、今回ご紹介した栗きんとんはおせち料理ならではの1品ですね。
栗きんとんは、栗とさつまいもを甘く味付けしたものです。
いろいろな食材を使用し彩りよく丁寧に盛り付けられたおせち料理には、1品ごとに意味があり願いがこめられています。
さつまいもと栗の美しい黄色は黄金色に通じることから、金品財宝に恵まれる縁起の良い食べ物とされています。
新しい1年も金運に恵まれ商売繁盛で豊かに過ごせるように!と願いをこめて頂きましょう。
手作り栗きんとんでおせちに彩りを
黄金色が美しい栗きんとんの茶巾しぼりレシピをご紹介しました。
くちなしの実を使って色よく茹でたさつまいもをペーストにし、ラップでギュッと包んで作る栗きんとんは、上品な甘さでおせちに彩りもプラスしてくれます。
ぜひ試してみてくださいね。
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