公開日:2022-05-07
白米おかわり必至!スパイス香るタイ風豚の角煮「ムーカイパロー」
おかず
白米のすすむおかずとして、日本人が大好きな豚の角煮。そんな豚の角煮を、アジアンテイストで楽しんでみませんか?
今回はタイ料理から「ムーカイパロー」をご紹介します。
「ムーカイパロー」ってどんな料理?調味料についてもチェック!
レシピに入る前に、まずはムーカイパローがどんな料理なのか、またムーカイパローを作るのに欠かせないシーユーダムについてご紹介します。
ムーカイパローについて
ムーカイパローの「ムー」は、「豚」。「カイ」は「たまご」。「パロー」は「煮込み」を意味し、ムーカイパローとは豚とたまごの煮物を指します。
厚揚げなど他の食材をプラスしても楽しめますが、今回はシンプルに、豚肉とたまごだけを使用したレシピでご紹介します。
八角など、使用しているスパイスからもわかるように、中国の影響を受けた料理で、辛味はなく、香りがとても豊かな料理です。
タイでは、屋台などで目にするカジュアルな料理です。
ムーカイパローづくりに使いたい「シーユーダム」とは
こちらが、シーユーダム。見るからに濃厚そうな佇まいです。
大豆が主原料な点で日本の醤油に似ていますが、しっかりした甘味を感じるのが、シーユーダムの特徴。
濃い口醤油やたまり醤油のよう……と表現されることもあり、黒蜜に似た香ばしさと旨味が感じられる調味料です。
1番の特徴は、料理にしっかりと色や照りが付くという点。
味がグッと染みこんだような深い色味は、シーユーダムを使うからこそ出せる視覚的な美味しさです。
タイ料理にぜひ活用したいシーユーダムも、日本のスーパーなどで手に入れるのは難しいことも……。
そんなときは、濃い口醤油2:砂糖(できれば黒糖)1で代用してみてくださいね。
ムーカイパローの作り方
それでは、ムーカイパローを実際に作っていきます!
- 豚バラブロック
- 350g
- サラダ油
- 大さじ1/2
- にんにく
- 2片
- ブラックペッパー
- 小さじ1/2
- ゆで卵
- 2~3個
- パクチー
- 適量
- A
- 水
- 250ml
- 砂糖
- 大さじ1と1/2
- シーユーダム
- 大さじ1
- オイスターソース
- 大さじ1
- 醤油
- 大さじ1
- ナンプラー
- 大さじ1/2
- 八角
- 1個
- シナモン
- スティックなら1本、パウダーなら小さじ1/2
- 豚肉3回茹でこぼす。鍋にたっぷりの水を入れ、水の状態から豚肉を入れて火にかける。
沸騰してアクなどが浮いてきたら、湯を捨て再び水を入れて同様に。繰り返すことで、徐々にアクなどが減り、沸騰しても湯がきれいな状態になります。
- 豚肉を茹でている間に、にんにくはみじん切りに、ゆで卵も用意しておく。
- 豚肉を茹でる処理が終わったら、一口大にカットする。
- 鍋にサラダ油を入れ、②のにんにくと挽いたブラックペッパーを入れて弱火にかける。
- 香りが立ってきたら、豚肉も加えて炒める。
- Aの水と調味料を加えて煮込んでいく。
- 約1時間煮込んだ様子。
シーユーダムの効果で、こっくりとした深い色味がとっても美味しそうです。
ゆでたまごは煮込む途中で加えても。
ここでは、たまごの中までしっかり火をいれたくなかったので、煮込み終えてから入れて
食べるまでの間に味を染み込ませました。 - パクチーを添えて盛り付ければ完成!
汁ごと白米の上にかけていただくのもおすすめですよ。
タイの屋台気分で楽しみましょう!
豚の角煮に馴染みのある日本人にとって、ムーカイパローは豚の角煮に対する新たな発見を与えてくれそうです。
海外旅行へ行きづらくなった今こそ、普段はあまり馴染みのない現地の調味料を取り入れて旅行気分を味わってみてはいかがでしょう。
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