公開日:2022-11-18
【栄養士監修】脂質異常症の人におすすめ!さんまのおろし煮
おかず
厳しい暑さの夏も終わり、過ごしやすい涼しい日が多くなってきました。
今回は、秋にぴったり、脂がのっておいしい!まさに今が旬!さんまのおろし煮のレシピを紹介します。
さんまは青背の魚で、とっても体にいいんです。そして、脂質異常症の数値改善にも期待ができる食材です。
そもそも脂質異常症って何?
血液中の脂質の値が基準値より高い、または低い状態を、脂質異常症といいます。
LDLコレステロール(悪玉コレステロール)、HDLコレステロール(善玉コレステロール)、トリグリセライド(中性脂肪)などの血中濃度の数値に異常がある状態です。
脂質異常症を放置しておくと、動脈硬化などの病気につながる可能性があります。
脂質異常症の原因と改善方法
脂質異常症の原因として、食生活、生活習慣、運動不足、遺伝などの原因があげられます。
食生活においては食べすぎず、和食中心の食生活がいいでしょう。
LDLコレステロールの値が高い人は
特に飽和脂肪酸のとりすぎがあれば控えるようにしてください。
飽和脂肪酸とは、溶けるために高い温度が必要な油脂のことです。(動物性の脂、バターなど)
代わりとして、オリーブオイルなどの一価不飽和脂肪酸はHDLコレステロールを減らすことなく、LDLコレステロールを減らしてくれます。食事から適度にとるのがおすすめです。
※今回のレシピでは、さんまを揚げ焼きにするときにオリーブオイルを使用します!
トリグリセライド(中性脂肪)の値が高い人は
特に甘いものや糖質の多いソフトドリンク・酒・油もの・糖質のとりすぎを防ぐようにしてください。
さんまは脂質異常症を改善させる?
さんまは脂質異常症の改善にぴったりの多価不飽和脂肪酸を多く含む食材です。
多価不飽和脂肪酸には、トリグリセライド(中性脂肪)とLDLコレステロールの両方を下げる働きがあります。
脂質異常症の人はもちろん、健康な人も予防のために、ぜひ食べてほしい食材です。
さんまのおろしの煮レシピ
- さんま(食塩無添加)
- 2匹
- 小麦粉
- 適量
- オリーブオイル
- 適量
- めんつゆ(ストレート)
- 200ml
- 大根
- 1/3本
- オクラ
- 3本
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オクラの産毛が気になる場合は、取り除く。
▷オクラの下処理方法の詳しい解説はこちら
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オクラを斜めにスライスする。
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大根の皮をむき、すりおろす。
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さんまの頭としっぽを除き、3等分にブツ切りにして、内臓を取り出す。
- さんまに小麦粉をまぶす。
-
オリーブオイルをフライパンで温めて、中火でさんまを焼く。
-
さんまに焼き目がついたら、余分な油をキッチンペーパーで拭き取る。
-
さんまの入ったフライパンにめんつゆと大根おろし、オクラスライスを入れる。
蓋をして5分煮たら完成。
作り方のポイント
- オクラは、いんげんや絹さやなどほかの野菜でも代用できます。
- さんまを骨ごと食べたい場合は、圧力鍋を使用してもOKです。
秋の味覚でおいしく健康に♪
この時期のさんまはとってもおいしいですよね!
さんまはLDLコレステロールとトリグリセライド(中性脂肪)の血液中の数値も下げてくれることもわかりました。
脂質異常症の人も、そうでない人も、ぜひ作ってみてください。
この記事が皆さんのおいしいお食事と健康のお手伝いになるとうれしいです。
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