公開日:2023-10-25
【スープジャー】とろける秋なすとモロヘイヤの春雨スープ
スープ
公開日:2022年8月30日 更新日:2023年10月25日
なすは、収穫時期によって夏なすや秋なすと呼ばれます。
6月から8月頃に収穫される夏なすは、暑い時期の強い日差しを浴びて育つので、皮がかたくて実が詰まっているので煮崩れしにくいなすになります。
9月ごろに収穫される秋なすは、日差しが弱まって日中の寒暖差がある環境で育つので、皮がやわらかく水分を多く含んだなすになり、サラダとして生食することも可能です。
そこで今回は、秋なすを使った「秋なすとモロヘイヤの春雨スープ」のレシピを紹介します!
秋なすのとろける食感を楽しめる春雨スープとなっていますので、ぜひ作ってみてください!
目次
なすに含まれる栄養素とは?
なすには、ポリフェノールの仲間である「ナスニン」と呼ばれる色素と、カリウムが豊富に含まれています。
なすの皮に豊富に含まれている紫色の色素「ナスニン」には、強い抗酸化作用があり、動脈硬化などの生活習慣病の予防やがん予防をサポートしてくれます。
ナスニンは水溶性なので、ナスニンを効率よく摂りたい場合やカットしてからすぐに使う場合は、アク抜きをしないで調理する方法がおすすめです。
またカリウムには、からだの中の塩分をからだの外に出すはたらきを助けてくれるので、高血圧の予防やむくみ予防の効果が期待できます。
秋なすとモロヘイヤの春雨スープのレシピ
- 豚こま切れ肉
- 50g
- なす
- 50g
- モロヘイヤ
- 15g
- 春雨
- 15g
- ごま油
- 小さじ1
- 料理酒
- 大さじ1
- おろし生姜
- 小さじ1
- 醤油
- 小さじ2
- 中華だし
- 小さじ1
- 和風だし
- 小さじ1/2
- 柚子胡椒
- 小さじ1/4(約1g)
- スープジャーにお湯を入れて温めておく。
- 野菜をよく洗い、なすは1×1×3cmにカットする。モロヘイヤは葉を取り、茎は1cm幅にカットする。春雨は、5cm幅にカットする。
- 調味料を計る。下味として豚こま切れ肉と料理酒を混ぜ合わせておく。
- 鍋にごま油とおろし生姜を入れて弱火で熱し、生姜の生っぽいにおいがなくなるまでさっと炒める。
- 豚こま切れ肉を入れたら、肉に火が通るまで中火で炒める。
- 豚こま切れ肉に火が通ったら秋なすとモロヘイヤの茎を入れ、秋なすがしんなりするまで中火で炒める。
- 鍋に水を入れて沸騰したらモロヘイヤの葉と残りの調味料を入れ、混ぜ合わせたら火を止める。
- スープジャーの中のお湯を捨てて、春雨をスープジャーに入れる。
- できあがったスープをスープジャーに移したら完成。
家庭菜園のモロヘイヤは収穫時期に注意!
夏の暑い時期でも育てやすいモロヘイヤは、家庭菜園でも人気のある野菜。
しかし、家庭栽培のモロヘイヤを食べる場合は少し注意が必要です。
食品安全委員会によりますと、モロヘイヤは以下の成長段階で「強心配糖体」と呼ばれるからだにとって毒性となる成分が含まれています。
- 成熟した種子
- 成熟した種子のさや
- 成熟中の種子
- 発芽してからしばらくの間の若葉
一方で、以下の時期のモロヘイヤには、強心配糖体は含まれていません。
- 収穫の時期を迎えたモロヘイヤの葉や茎、根
- つぼみができ始める時期のモロヘイヤの葉や茎、根、つぼみ
また、スーパーに並んでいるモロヘイヤには毒性とされる成分が含まれていないため、安全に食べることができます。
家庭栽培のモロヘイヤを使う場合は、モロヘイヤの収穫時期や成熟した種子や種子のさやなどが混ざらないように気を付けましょう。
それでは、とろける食感の秋なすがおいしい「秋なすとモロヘイヤの春雨スープ」のレシピを紹介します!
季節を楽しむ!とろける秋なすを味わおう!
なすをあく抜きせず皮ごとスープにすることで、ナスニンを効率よく摂ることができます。
皮がやわらかい秋なすがとろける「秋なすとモロヘイヤの春雨スープ」で、秋の味覚を堪能しましょう!
nominaでは、そのほかの秋を楽しむレシピを紹介しています。ぜひチェックしてみて!
▽なすの保存方法についてはこちら▽
参考文献・参考サイト:
*2022年新星出版社大久保研之、深津章子『新 栄養の教科書』
*なすの育て方.com 秋なすとなすの違い
*農林水産省 17年8月号文字情報
*食品安全委員会|モロヘイヤについてのQ&Aより
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