公開日:2022-04-04
手軽に作れる飴色玉ねぎと旬なアスパラガスのキッシュ
おかず
デパ地下のデリや、カフェのメニューでも目にする機会の多い、キッシュ。
フランス郷土料理の1つで、野菜や加工肉などの具材に、卵、生クリームなどを合わせたアパレイユを流し込み焼き上げたものです。
サクサクとしたパイ生地に、たっぷりの具材とアパレイユの詰まったキッシュは、1品でも満足感があります。
今回は、春が旬のアスパラガスを使用してキッシュを作ります。
味の隠し味には飴色玉ねぎを。
手間のかかる印象がある飴色玉ねぎも、今回は時短で作る方法をお伝えしていきます。
目次
キッシュに使用する型
キッシュ作りには型が必要です。
今回は手軽に入手しやすい、100円ショップのタルト型を使用しています。
オーブン調理が可能な耐熱皿や容器を代用して作っていただくこともできますよ。
飴色玉ねぎと旬なアスパラガスのキッシュの作り方
- 冷凍パイシート
- 2枚
- 玉ねぎ
- 1個
- 塩
- ひとつまみ
- サラダ油
- 適量
- オリーブオイル
- 適量
- ベーコン
- 30g
- アスパラガス
- 2本
- こしょう
- 少々
- ☆卵
- Mサイズ2個
- ☆生クリーム
- 50ml
- ☆コンソメ
- 小さじ1/2
- ☆ナツメグ
- 少々
- ☆ブラックペッパー
- 適量
- キッシュ型に塗る用
- 強力粉(または薄力粉)
- 適量
- バター
- 適量
- オーブンを200℃に予熱する。
- 冷凍パイシートは指定通りに解凍しておく。
- 型にバターを薄く塗り、型を冷凍庫に入れておく。
飴色玉ねぎを作る
- 玉ねぎは繊維に沿って薄くスライスする。
-
フライパンにサラダ油を入れ、スライスした玉ねぎを入れる。
全体に油がまわったら、塩を加えて強火で炒める。
フライパン全体に玉ねぎを広げ、水分を抜くように焼きつけていく。 -
フライパンや玉ねぎにコゲがつきそうになってきたら、約20mlの水を入れて、
玉ねぎ全体とフライパンの底に水をいきわたらせ、ヘラで全体をしっかり炒める。
-
さらに強火で加熱を続ける。
コゲが出そうになったら、都度約20mlの水を入れて、③と同様に全体をしっかり炒める。 -
好みの色になるまで④を繰り返し、飴色玉ねぎを仕上げる。
こちらの画像は、約7分強火で加熱し、水を2回加えた時点の状態。
飴色玉ねぎは仕上がったらお皿に移して粗熱を取っておく。
キッシュを作る
-
アスパラガスとベーコンは食べやすい大きさにカットする。
-
ベーコンからも脂が出るため、少なめのサラダ油をフライパンに入れ、弱火でベーコンを炒める。
ベーコンの脂が出てきたら中火にし、カットしたアスパラガスを入れる。
塩、こしょう少々振りかけ、1分程度サッと炒める。 -
お皿に移し、ペーパーなどに余分な油を落として粗熱をとっておく。
-
冷凍庫から型を取り出し、内側の底と側面に強力粉(または薄力粉)をふるう。
余分な粉は叩いて落とす。 -
パイシートを型のサイズに伸ばし、型に敷き込む。
不要な部分は切り落とし、生地はしっかり型に沿わせておく。
底にフォークで穴をあけておく。
※ ここで余ってしまったパイシートは、ソーセージなどに巻いて一緒に焼くとおいしくいただけます。 - ☆の材料を合わせて卵液を作る。
-
生地の上に飴色玉ねぎ→アスパラガス、ベーコン→ピザ用チーズ→卵液の順に入れていく。
-
200℃に予熱しておいたオーブンを190℃に下げて、約30分焼成する。
焼きあがったら、やけどをしないように注意しながら型から外す。
アスパラガスについて
春らしい鮮やかなグリーンカラーで、食卓に出してもお弁当に入れても華やかなグリーンアスパラガス。
一方、ホワイトアスパラガスは、あまり馴染みのない人もいるかもしれません。
実は、グリーンアスパラガスとは栽培方法が違うだけで、同じ品種なんですよ。
グリーンアスパラガスとホワイトアスパラガスの違い
先述した通り、色の違いは品種の違いによるものではなく、栽培方法の違いによるもの。
グリーンアスパラガスは日光を当てて育てるため、葉緑素が多く作られ色が付くのに対し、ホワイトアスパラガスは芽が出る春先に土を盛り日光に当てずに成長させるため、色が付かないのです。
味に関しては、グリーンアスパラガスには少し青臭さがあるのに対し、ホワイトアスパラガスは食感が柔らかく、ほんのりと甘味があります。
栽培に手間がかかる上傷みやすいホワイトアスパラガスは、流通量が少なく値段も高くなりがちですが、店頭で見かけたら、ぜひその違いを試してみてくださいね。
アスパラガスの旬
スーパーでは、年中見かけるアスパラガス。
国外から輸入されたり、さまざまな栽培方法があることから、冬でも少量は出荷されており、季節感を感じない方もいらっしゃるかもしれません。
それでもやはり一番おいしいのは、露地栽培で作られる春から初夏にかけて採れたもの。
ぜひこの時期に店頭で見かけるアスパラガスを積極的に食べたいですね。
春はアスパラガスを使ったお料理で、おいしいひとときを…
今回は春が旬のアスパラガスを使用したキッシュをご紹介しました。
キッシュは時間のあるときに作っておけば、冷凍しておくことも可能です。
ぜひ作ってみてくださいね。
*参考文献:旬の食材百科 アスパラガスの概要や種類と産地と旬
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