公開日:2021-05-26
【初心者必見】料理上手は知っている!調味料と香辛料の違いと役割
スタディー
普段の料理で何気なく使っている調味料や香辛料。
料理の味を引き立たせてくれるそれらは、どんな料理を作るにしても欠かせない存在です。
そんな調味料や香辛料ですが、違いをあまりよく分かってはいない…レシピ通りの分量で使っているけど、どのような役割があるのかは分かっていない…なんて人もいるのではないでしょうか。
今回は初心者必見!知らなかったじゃ恥ずかしい、料理の基本の調味料と香辛料の違いや役割についてご紹介します。
料理の基本「調味料」と「香辛料」
調味料
調味料は英語ではシーズニングと言い、文字通り料理の味を調える為に用いられる材料のことを言います。
醤油や味噌などの発酵食品、みりんや酢などの酸性発酵食品、塩、砂糖、ソース類など多岐にわたります。
料理の基本と聞いて「料理のさしすせそ」を思い起こす人も多いのではないでしょうか。
これは和食などの味付けに使用する基本の調味料を覚えるための語呂合わせで、上から砂糖、塩、酢、醤油(せうゆ)、味噌を指します。
これは語呂合わせという意味だけではなく、その順番も味付けのタイミングに沿っています。
味が浸透しにくい甘味である砂糖は一番最初、次いで味を決定する塩、早く入れすぎると酸味が飛んでしまう酢、醤油と味噌は風味を味わう調味料なので料理の仕上げに、と理にかなった順番になっています。
ほかにも料理をする上で便利な調味料として、みりんや酒も挙げられます。
主に素材の臭みを消す役割があり、みりんは煮崩れ防止効果が、反対に酒には食材を柔らかくする効果があります。
また砂糖もみりんも甘い調味料なのですが、甘さの種類が異なるので上手に使い分けましょう。
しっかりとした甘みを出したいときには砂糖。自然でまろやかな甘みが楽しみたい場合はみりんを使います。
みりんと砂糖を一緒に使う場合であれば、砂糖を先に入れるとより甘さが引き立ちます。
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調味料の例
- 砂糖
- 塩
- 胡椒
- 醤油
- みりん
- 料理酒
- 酢
- マヨネーズ
- ソース
- ケチャップ
- コンソメ
- 鶏がらスープの素
- カレー粉
香辛料
香辛料は別名スパイスとも呼ばれ、胡椒などを乾燥し粉末等にして、料理に辛味や香り,色味を加える調味料の一種です。
唐辛子、生姜、山椒、シナモン、ナツメグ、ウコンなどが挙げられます。
辛味や香りを加えるという性質上、料理の味を引き立たせたり食欲をそそるような役割を持ちます。
ほかにも香味料と呼ばれるものもあります。
香味料とは、料理に香り、食感、味などを付加するもののことを言い、こちらは辛味を付随しません。
紫蘇やねぎ、ゆず、ごま、山椒などがこれにあたります。
香辛料は世界各国、それぞれ独自の文化を持っていますので、聞いたことがあまりない香辛料も多数存在します。
様々な国の香辛料と香辛料が混ざり合い、新たな料理の幅が広がることもあります。
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香辛料の例
- シナモン
- カルダモン
- セージ
- クローブ
- ナツメグ
- クミン
- ターメリック
- 山椒
- わさび
- 唐辛子
- 生姜
- 胡椒
また、香辛料を細かく区分するとスパイスとハーブに分けられます。
全日本スパイス協会の定義によると、香辛料とは植物体の一部で、植物の果実、果皮、花、蕾、樹皮、茎、葉、種子、根、地下茎などを特有の香り、辛味、色調を有し、飲食物に香り付け、消臭、調味、着色等の目的で使用し、風味や美観をそえるものの総称となっています。
スパイスは香辛料のうち、利用する部位が茎と葉と花を除くもの、ハーブとは香辛料のうち、茎と葉と花を利用するものを言います。
胡椒、シナモン、唐辛子などがスパイスに分類され、パセリ、紫蘇、バジル等がハーブとなっています。
料理の基本を正しく知ろう
調味料と香辛料の違いをまとめると、調味料は料理の味を調えるためのものの総称であり、香辛料とは料理に香りや辛味などを加える調味料の一種のことを指します。
普段レシピ通りに作っている調味料の加える順番にもきちんと理由があります。
基本を知っていれば、自分好みの味付けアレンジもしやすくなりますよ。
正しい知識を身につけて、料理上手に近づきましょう!
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