公開日:2024-08-28
鮮度が命!おいしいとうもろこしの選び方と保存方法・茹で方
スタディー
2020年7月18日公開 2024年8月28日更新
暑い季節がやってくると食べたくなる野菜の一つが、とうもろこしです。
とうもろこしは収穫された時点から鮮度が落ちるのが早く、常温だと1日であっという間に糖分が変化して甘みが薄れてしまうのを知っていますか?
おいしく食べるには、上手に保存して、甘みや栄養素を保つことがポイントになります。
今回はそんなとうもろこしの上手な選び方と保存方法、そして保存の際にも役立つおいしい茹で方も併せて紹介します。
ぜひ旬の味覚をよりおいしく召し上がってくださいね!
目次
おいしいとうもろこしの見分け方
とうもろこしは「お湯を沸かしている間に収穫しろ」といわれるほど、収穫された時点からどんどん鮮度が落ちていきます。
そんな鮮度が命のとうもろこしの鮮度を見分けるポイントは4つ。
② 皮やひげ根の色が濃い
③ 切り口が変色していない
④ ひげ根がたっぷりとある
とうもろこしを実際に手に取って見てみましょう。
実がぎっしりと詰まったとうもろこしは、手に取ったときにずっしりと重く、雌しべであるひげ根はたっぷりとある方が実が詰まっている証拠です。
また触ったときにひげ根がしっとりとしていることや、収穫の際の切り口が茶色く変色していない、白いままの状態であることから、収穫から時間が経っていないことがわかります。
もし実の色を確認できるときは、色が薄いものを選びましょう。
黄色く色が濃いものは熟しきっているので、白っぽい方が甘みが強くおいしく頂けます。
とうもろこしの保存方法
おいしいとうもろこしが手に入ったらすぐに食べるのが一番ですが、そうもいかないときもありますよね。
そんなときに便利な保存方法を紹介します。
糖度の低下を防ぐ!基本は加熱して保存
とにかく鮮度の落ちが早いので、基本的には買ってきたらすぐに熱を加えて糖の分解を防ぎおいしさを逃さないようにしましょう。
熱を加えるには、茹でる・蒸す・ラップに包みレンジで加熱するなどの方法がありますが、甘みを引き出すのに最も適した加熱方法は塩を加えて茹でる方法です。
いずれの方法も、加熱する直前にひげ根を切り皮を1枚ほど残して剥くことがポイントです。
そのままの状態で加熱するのが理想的ですが、鍋に入らない場合は半分に折って加熱しましょう。
おいしい茹で方は後述しますので、ぜひ試してみて下さい!
加熱したとうもろこしは熱いうちに1本ずつラップでぴったりと包み、粗熱を取ってから冷蔵・冷凍保存します。
冷蔵では4日間、冷凍では1ヶ月ほどを目安に使い切りましょう。
炒め物やスープなどに粒コーンとして使用する場合は、茹でた後に包丁で実を外しキッチンペーパーなどで水分をよく取ってからフリーザーバックに入れて冷凍しておくと、小分けで使えるので便利です。
加熱する時間がない場合
生のとうもろこしを保存する場合は、皮をそのままつけた状態で保存しておきましょう。
冷蔵庫で保存する場合は、皮をつけたままキッチンペーパーで包み、寝かせず立たせて置きましょう。
野菜室で2〜3日ほど日持ちします。
時間を空けて調理したいときなどは、皮付きのまま1本ずつラップにくるんで冷凍しておけば2カ月ほど保存可能です。
調理したいときにはそのままレンジで加熱すればOKなので、手軽に長くとうもろこしを楽しみたいときにおすすめの方法です。
茹で方で味が違う!?好みの茹で方をマスターしよう
粒がパンッと張った、茹でたてのとうもろこしに丸ごとかじりついたときのおいしさは、何にも変えがたい幸せな瞬間ですよね。
実は茹で方にもポイントがあり、その方法によっておいしさが全く変わってきます。
ぜひ、お好みの茹で方を見つけみてくださいね。
下準備
- とうもろこしはひげ根を切り皮を1〜2枚ほど残して剥いておく。
- 茹でるための水には、2〜2.5%ほどの濃度になるように塩を加えておく。(目安としては1リットルのお湯に大さじ1.5杯ほどの量)
下準備ができたらいよいよ茹でていきましょう。
今回は、食感や甘みが異なる3種類の方法を紹介します。
沸騰させたお湯でシャキッと
- 火にかけた茹で湯がぐらぐらと沸きたっているところへとうもろこしを入れる。
- 沸騰させたまま3〜5分茹でる。
高温で一気に熱を加えるので、粒の外側の繊維がギュッと引き締まりシャキッとした食感でさっぱりとした甘みに仕上がります。
水から茹でてみずみずしく
- 水の状態からとうもろこしを入れて火にかけ沸騰させる。
- 沸騰した状態から3〜5分加熱すれば完成。
徐々に温度を上げながら加熱することで、茹でた際にも水分が失われずふっくらジューシーな粒に仕上がります。
沸騰させずに甘味を引き出す
- 水の状態からとうもろこしを入れ、火にかけ中火でじっくりと加熱する。
- お湯がゆらゆらして沸騰しないくらいの温度で3〜5分加熱する。
デンプンは65〜70度ほどで最も効率的に糖に変化するため、この温度を保ちながら加熱することで最大限に甘味を引き出すことができます。
とうもろこしの甘みをたっぷりと引き出して食べたい場合はこの方法で加熱しましょう。
旬のとうもろこしをおいしく
今回はとうもろこしのおいしい見分け方と保存方法、好みに合わせた茹で方を紹介しました。
食事にもおやつにもスイーツにもなるとうもろこしは、糖質に加えミネラルも多く含まれているので、汗をかきやすく疲れやすい夏に欠かせない食材です。
ぜひ正しい方法で、旬のおいしさや栄養素を余すことなく食卓に取り入れて下さい!
参考元:カゴメ株式会社
*とうもろこしの茹で方!水からorお湯からでおいしさが違う!?
*[とうもろこしの保存]生と茹でで違う、冷蔵&冷凍保存のコツ
▽とうもろこしの詳しい茹で方▽
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